クレジットカードと現金化の裏技まとめ
言うまでもなく、クレジットカードはキャッシュレス生活には欠かせない便利なアイテムの一つです。
あらゆる場面で買い物に使うことができる上、利用する金額に応じてポイントがもらえるなど、現金よりも優れている面も持ちます。
今では「クレジットカードを持っていない、使ったことがない」という人を探すのが難しいと言えるほど、社会に浸透しています。
そんなクレジットカードに関連した裏技をここではご紹介したいと思います。
後半ではクレジットカード現金化にテーマを絞った裏技にも触れているので、チェックしておきましょう。
クレジットカード新規発行に関する裏技
クレジットカードを所持し、使うにはカード会社の審査に通過して新規発行ができなければ始まりません。
審査は申込者の信用情報や職業の確認などが行われますが、過去にこの手の審査に落ちてしまった経験がある方からすると、「またどうせ落ちてしまうのではないか」と諦めがちになってしまうものです。
そんな方のために、クレジットカード新規発行の際に役立つ裏技的知識をここで公開します。
審査に自信がない方でも、ここに書かれていることを意識して申し込みを行えば、新規発行できる可能性はぐっと高まるはずです。
審査が甘くなる時期がある
意外と知られていないのですが、クレジットカード発行の審査は時期によってその厳しさが変動します。
具体的には3月4月あたりは緩くなりがちですので、その時期を狙って申込をすれば過去に審査落ちをしていたとしても、通る可能性があります。
なぜこの時期に緩くなるのかについては、大きく2つの理由があります。
- 新社会人や新大学生が多く世に出るため、カード会社各社が顧客獲得に積極的になるため
- カード会社の決算時期でもあり、会社の業績を見た目上もよくしたいという事情が生まれがちなため
キャッシング枠を0にして申し込む
クレジットカードの新規発行をする際、そのカードにキャッシング枠を付けるか付けないか、については申込者側が選択する仕組みになっています。
ここで、どうせ「クレジットカードを持つならお金がかかる訳でもないしキャッシング枠も付けておこう」と考えるのは間違いです。
クレジットカードの基本機能であるショッピング枠とは別でキャッシング枠の審査も重なる分、ハードルが高くなり落ちる可能性が高まります。
キャッシング枠については、クレジットカード発行後に改めて設定することができるので、申込時は「希望しない」を選択するようにしましょう。
また、カードによってはショッピング枠の限度額も申込者が希望額を選択することになる場合があります。
これについても、可能な限り低い限度額を設定して申し込み、発行してから必要に応じて変えるようにしましょう。
店頭での入会キャンペーンを狙う
たまに、家電量販店や百貨店などの特設窓口で、クレジットカードの入会勧誘が行われているのを見かけたことはありませんか?
そういった場で申し込むと、通常の公式サイトなどからよりも圧倒的に審査通過しやすくなります。
その理由を説明します。
まず、入会キャンペーンが行われている時点で、クレジットカード会社は新規獲得に積極的な状態であることがわかります。
次に店頭での申込の場合、その場で勧誘スタッフによる説明や対応がありますが、これにより通常の審査にはない審査材料が追加されます。
それはスタッフから見た申込者の人柄や印象などです。
勧誘スタッフに対しても感じ良く接しておけば、ここで減点をされることはまずありません。
そもそも勧誘スタッフ側としてみれば、申込数と成約数が自身の成績に直結することになるため、審査が通りやすくなるように全力を尽くしてくれます。
ポイントを荒稼ぎする裏技
各カード会社によって還元率は異なるものの、基本的にクレジットカードには使った金額に応じたポイント還元(またはマイル)という特典が付いています。
このポイントはほぼ現金と同じ価値を持ち、あらゆるものに使うことができます。
したがって、クレジットカードを使って効率良くポイントを集めることができれば、現金中心で生活するよりも圧倒的にお得となるのです。
そして実際、過去にはクレジットカードにおけるポイント還元システムの盲点を突く・特定のキャンペーンを狙うなどで荒稼ぎをした人たちも存在します。
これらの方法は、法律やルール上問題はなかったものの、モラル的には疑問符を打たざるを得ない、かなり強引なものばかりでした。
現在は対策されて利用できませんが、今後同様の裏技を編み出す参考にはなりそうです。
永久機関
永久機関とは、外部からのエネルギーを必要とせずに動き続ける装置のこと。
クレジットカード業界で永久機関と言えば、1円も使わずにポイントだけを生み出し続ける裏技として知られていました。
具体的には、以下のような手順となっています。
クレジットカードで電子マネーを購入(カードの支払いはコンビニ払いを選択)
支払い用紙をコンビニに持っていき、①で購入した電子マネーで支払う
購入した電子マネーは支払いに使ったのでなくなるが、ポイントだけ残る
という仕組みです。
ポイント還元率はだいたい1%~多くても2%程度なのでたいした額のポイントにならなそうですが、これを組織的に大きな金額で回せば還元される額も馬鹿にならなくなります。
これは実際2008年頃まで使えた裏技ですが、月に数百万円単位でこれを繰り返す人もいたそうです。
瓜返し
関東県内で電車に乗る方にとっての交通系ICカードと言えば、Suicaです。スイカが瓜科であることから、「瓜返し」という隠語は生まれました。
瓜返しの手順は以下の通り。
クレジットカードでJRの定期券を購入する
購入した定期券をSuica定期券に変更する
Suica定期券を解約し、返金してもらう
なぜかクレジットカードのポイントだけが残る
という仕組みです。
Suica定期券に変更した後の返金は現金で行われたため、これはクレジットカード現金化の一つの方法としても知られていた上、ポイント分だけ得してしまうというとんでもない手法でした。
当時のJR東日本と各クレジットカード会社のシステム上の連携がうまく取れていなかったことに起因しますが、現在はもちろん対策済みです。
アメックス祭り
アメックスと言えば、国際ブランドである超有名カード会社。
わりと最近ですが、このアメックスが2016年に実施した入会キャンペーンで「祭り」が起きました。
キャンペーンの内容は、
各種の料金支払いにアメックスのクレジットカードを使うたびに2,000ポイントを付与する
というものでした。
支払いの対象となるのは
- 各種公共料金(電気・ガス・水道)
- 通信費(携帯電話・固定電話)
- 税金
- プロバイダ料金、放送サブスクなど
とかなり幅広かったのですが、何よりも問題だったのは、ポイント付与の回数や金額に上限を設けなかったことでした。
料金支払いにアメックスカードを使ってもらうことで、リピート顧客の獲得を狙ったキャンペーンだったはずでしたが、実際はシステムの盲点を突く猛者達の餌食になりました。
というのも、放送サブスク内のスカパーオンデマンド内にあった、108円での都度視聴サービスがありました。
そしてそれを利用する度に2,000ポイントが付与されることが発覚し、多くの人がそれを繰り返したのです。
108円のサービスを利用した回数×2,000円分のポイントが利用者に入るので、1日にそれを100回繰り返せば19万円分ほどのポイントが稼げます。
すぐにキャンペーンは強制終了となり、それはそれで補填などといった騒ぎにもなりました。
クレジットカード現金化に関連する裏技
最後に、クレジットカード現金化の利用に関するちょっとした裏技をご紹介します。
せっかく利用するなら少しでもお得に、そして安全にいきたい、そう思わない人はいないでしょう。
ここでご紹介する裏技が役立つ場面もあるかもしれません。
頭の片隅に入れておく程度でも構いませんのでチェックしておきましょう。
家族にバレないようにする方法
クレジットカード現金化の利用者層で意外と多いのが主婦。
家計のやりくりを任せられているものの、いろいろな事情が重なってお金に困り、クレジットカード現金化でなんとかやりくりを…という主婦の方が実は多いのです。
そんな方たちがクレジットカード現金化を利用する際に一番気にするのは、換金率やスピードよりもなにより、「夫にバレないかどうか」だそうです。
営業所止めで荷物が届かないように
クレジットカード現金化を利用すると、どうしても購入した商品が形式上家に届いてしまうというため、家族にバレたくない方にとっては死活問題となります。
そんな方に知ってもらいたいのが、商品の「営業所止め」です。
クレジットカード現金化を申し込む際に対応スタッフに希望を伝えれば、購入商品が自宅までは届かず、最寄りの配送会社営業所で止まるように設定してくれます。
こうすることで、自宅にいつ見られたら困る郵便物が届くかを気にすることなく、現金化を安心して利用することができます。
法人カードでよりお得な換金率に
もしもこれからクレジットカード現金化を利用しようとしている方の中で、法人名義のカードを持っている方がいるなら、個人よりもお得に現金化できる可能性があります。
審査なしや即日入金などはもちろん変わらずメリットとして残る上、法人カードのショッピング枠は一般的に個人のものよりも限度額が大きく、まとまった金額での決済が可能となります。
クレジットカード現金化は原則として決済額に応じて換金率が上がる仕組みとなっているので、法人カードでまとまった金額を現金化することにより、通常よりもお得な換金率が適用されるようになります。
現金化業者にとっても、法人カードでの利用者は上客であり、優遇すべき存在です。
実際、法人カード向けの換金率プランを別で用意している業者も多くあるので、各社見比べてみる価値はあるでしょう。
おすすめの法人カード
法人カードも個人向けカードと同じで年会費無料のものと有料のものとあります。
年会費無料でおすすめの法人カードをまとめました(2024年最新版)。
カード名 | 年会費 | 追加カード | ポイント 還元率 |
概要 |
---|---|---|---|---|
三井住友カードカード ビジネスオーナーズ |
無料 | 無料で 発行可能 |
0.5~1.5% | 新規入会で特定条件を満たすと13,000円相当のポイントがもらえてお得。設立後すぐの法人でも審査に通りやすくおすすめ。 |
ライフカードビジネス | 無料 | 初年度なら 無料で可能 |
0.5% | 限度額200万円以下であれば、代表者・事業主の本人確認書類のみで新規作成が可能。年会費2,200円で作れるゴールドカードも人気。 |
JCB法人カード | 初年度無料(※) | 初年度無料で 発行可能(※) |
0.5%~0.75% | 年間100万円以上の利用でポイント還元率が0.75%までUP。入会特典で最大50,000円分のJCBギフト券ももらえる。 |
(※) 2年目以降は1,375円
マイルを貯めて実質換金率UP
クレジットカード現金化は、現金化目的であることが発覚しない限りは、カード会社から見て通常のショッピングという扱いになります。
つまり、現金化を利用することで、同時にマイルやポイントを貯めることが可能です。
換金率・手数料を考慮して、決済額のおおよそ80%くらいの現金が残ると言われるクレジットカード現金化ですが、マイルやポイント還元をうまく活用すればそこから少し底上げが可能となります。
ちなみに、ポイントは原則として1ポイント=1円換算となりますが、マイルの場合は1マイルあたり最大で5円以上の価値となる場合があります(マイルで何に交換するかによって変動)。
例えば、単純なポイント還元のクレジットカードではなく、マイルでの還元となっているカードを使って現金化をしたとします。
仮にマイル還元率が1%だったとしても実質現金化の換金率を5%上昇させることが可能、ということです。
マイル還元率の良いクレジットカードを使うことが、お得な現金化をするためのポイントです。
マイルを貯めるのにおすすめのカード
クレジットカード現金化に使え、かつマイル還元率が良いおすすめのカードをまとめました。
カード名 | 還元率 | マイル発行元 航空会社 |
年会費 | 入会特典 |
---|---|---|---|---|
MileagePlus セゾンカード |
1.50% | ユナイテッド航空 | 1,650円 | 毎年500マイルプレゼント |
JALカード | 0.50% | JAL | 初年度無料 2年目以降2,200円 |
最大4,000マイルプレゼント |
ソラチカカード | 1.50% | ANA | 初年度無料 2年目以降2,200円 |
1,000マイルプレゼント |
利用する可能性が高い航空会社や、マイルの還元率、入会時の特典などを見比べて、手にしやすいカードを選んで持っておくことをおすすめします。