クレジットカード現金化悪徳業者の特徴
クレジットカード現金化業者は今やかなりの数ありますが、どこを選んでも同じということは決してありません。
同じクレジットカード現金化業者でも、良し悪しは間違いなくあります。
仮にあなたがクレジットカード現金化を利用するときに業者を適当に選んでしまえば、信じられないような悪徳業者を掴まされてしまう可能性もあるのです。
ここでは、クレジットカード現金化の悪徳業者がどんな手口で利用者を騙し、陥れにくるのかを解説します。
手口を知っておけば、事前に被害を回避することも難しくはありません。
※クレジットカード現金化ジャーナルで紹介する一部リンクには広告が含まれます。
換金率や振込スピードの表記に隠された罠
最大98%還元・最短5分
クレジットカード現金化の各業者ホームページを見てみると、たしかにどこもこういった表示をしています。
この表記の真偽は置いておき、本意ではないが仕方なくこのような表記にしている業者がいる、ということをまず知っておかなければなりません。
クレジットカード現金化利用者の大半はホームページを経由してきます。
そこで、どこかの業者が嘘だとしても魅力的な数字を表記してしまえば、周りもそれに合わせざるを得ない、という現実があるのです。
最大98%!という換金率については嘘とも言い切れない場合も多いです。
ただし、だいたい「利用金額100万円以上」といった条件をクリアしてやっと適用される、というレベルのもの。
そもそも、100万円もショッピング枠に余裕がある人はお金に困っていないはずなので、実質的に存在しない換金率と見てよいです。
実際クレジットカード現金化で一番利用される取引額は10万円~多くて30万円くらいです。そこでの換金率の相場は、80%程度です。
98%という換金率で取引されることは絶対にないので、ある意味利用者の誤解を招く誇大表記を堂々と行っている、とも言えます。
そして、「最短5分」といったスピード振込みのアピールについても同様です。
これは過去にすでに同社での利用があり、本人確認などの必要がない場合に限られます。
新規利用時にはどう頑張っても15分~20分ほどはかかります。
キャンセル料の請求
ここまでの話はクレジットカード現金化に限らず、どの業界でも多少はある誇大表記の一種とも言えます。
万が一騙されたとしてもそこで利用をやめればよいですし、そこまで痛手はありません。
悪徳業者の怖いところはここから先です。
先ほど換金率の相場を80%くらいと言いましたが、悪徳業者はまずここを吹っ掛けます。
相場を大きく下回る、誰が聞いても損をすることがわかるような低い換金率を提示してきます。
利用者はそれを聞き、当然『それならやめておきます…』となるのですが、悪徳業者はここで態度を一変し、急に高圧的な態度でキャンセル料を請求してきます。
もちろんこれは本来払う必要のないものですが、恐怖心から払ってしまう人も中にはいます。
まさにこれが悪徳業者の狙いで、初めからクレジットカード現金化でまともな取引をするつもりなど、さらさらないのです。
とはいえ、このような荒々しい手口の業者はすぐに問題となり、摘発されるかそれを逃れて消えるかといった結末に至るため、いまでは珍しい存在とも言えます。
現金化業者を装う闇金
入り口をクレジットカード現金化にしているだけで、運営元が闇金業者の場合もあります。
もちろん利用者からはわからないように現金化業者としてのホームページで偽装しています。
最初は利用者にクレジットカード現金化をまともな換金率で利用させ、信用を得ます。
何度か現金化を繰り返すとすぐにショッピング枠の上限に達するので、そこで「実は審査の甘い貸付もしているんですよ」と営業をかけてきます。
「ショッピング枠は上限、でもお金は必要」
という状況でこう声をかけられると、どうしてもそこに頼ってしまうのが借金を抱えている人の心理。そこからは闇金業者としての本領発揮です。
相手は暴利とわかっていても借りざるを得ない状況になっていますし、むしろ感謝されながら毟り取りつづけるところまで仕立てあげます。
闇金から借金をしてしまったら
近年では強面のヤクザや半グレのような一目でわかる闇金は少なくなりました。
クレジットカード現金化業者を装った闇金もその一例です。
ですが実態は違法な金利で利用者を苦しめている闇金である以上、犯罪集団であることには変わりません。
もし、そんな闇金からお金を借りてしまったらどうすればよいか。
まず覚えておきたいのは闇金から借りたお金は返済する義務が無い、ということです。
もちろん、人から借りたお金は返すべき!というモラルの問題は残ります。
闇金に当てはめて言えば、違法な金利分はともかく、借りた元金だけは返すべきなのでは?というのが良識ある考え方でしょう。
しかし、闇金には元金含めて1円も返済する必要が無い、と法律で定められています。
法律を守らない者を法律が守ることはしない、と裁判所が明確に判決を出しているのです。
ただし、これはあくまでも法律上での話です。
実際に「返済義務がないので返しません。」と言って、「はい、そうですか」となる闇金業者なんて存在しません。
おそらく相当な追い込みがあり、恐怖心から返済を拒むのは難しくなります。
したがって、法律上返済義務がないことをいいことに、踏み倒すことを前提に闇金からの借金をすることも絶対におすすめしません。
闇金業者への対処
返済義務がないからといって簡単に見逃してくれるほど、闇金は甘くありません。
法に則って返済をしない、という対応を貫くのであれば、弁護士に対応を委ねる必要があります。
闇金業者も、弁護士まで介入してくるとさすがに大半が手を引きます。
ただし、弁護士費用は当然ながらかかるので、そのお金は工面しなくてはいけません。
お金をかけたくないからといって警察に頼ることを考える方もいるかもしれませんが、実はあまり役に立ちません。
警察は原則として民事不介入というスタンスであり、脅迫などの具体的な証拠がない限り積極的に動いてはくれません。
実際に被害に遭ってからでは手遅れになることもある、ということを考えればやはり多少の費用はかかるとしても、弁護士に頼るのが無難でしょう。
借金をしている人の心理を利用する悪徳業者
クレジットカード現金化の利用者は基本的に借金を抱えている状態です。
そして、悪徳業者は借金をしている人の心理を逆手に取るのがうまいのです。
例えば、焦って選択肢がないところに法外な手数料を吹っ掛ける、違法金利での貸付を持ちかけるなどもその一つです。
クレジットカード現金化業者の多くは、ホームページ上で
- 即日現金化
- 高換金率
- 安全で確実
といった良い面だけをアピールしています。
ですが、その後に必ず利用した分の支払いが待っています。
手数料が多少なりとも引かれる以上、利用した時点で損をすることが確定している、ということを忘れてはいけません。
返済プランを考え、できるだけ一括で
借金をする人の大半は、
今回だけ
すぐに返せば問題ない
など都合の良い理由で無理やり自分を納得させる傾向があります。
もちろんそんな当初の決意は状況が苦しくなればすぐに崩れ去り、借金をすることで簡単にピンチを乗り切れる楽さに甘え、借り入れ金額をどんどん膨らませていきます。
そもそも意志の強い人は借金をしない、これに尽きます。
借金には中毒性があり、一度癖が付くと簡単に断ち切るのは難しくなります。
借入を繰り返しているうちに自分の中でのハードルはどんどん下がっていき、次第に借金をすることへの後ろめたさなどは消え、それが当たり前になっていきます。
借金はしないことが望ましいです。意志の強さに自信がないならなおさらです。
ですが、どうしてもしなければならない時には、必ず返済を一度で済ます算段を立ててからにするべきです。
それができれば借金をする人なんていない、というそもそも論に戻ってしまいますが、それでも返済については肝に銘じておくべきです。
軽い気持ちで手を出した借金・クレジットカード現金化がその後の人生に暗い影を落とす可能性は充分にあります。
悪徳業者を見抜くための基本
クレジットカード現金化はなるべく利用すべきではありません。
ですがやむを得ず利用するとなった場合、その中で悪徳業者を避けるために最低限押さえておくべきポイントを整理しておきましょう。
まず、下調べをよくしないで安易に利用業者を決めないことです。
ホームページの会社概要は必ずチェックし、所在地や電話番号、代表者名などの記載があることを確認し、それぞれネットで検索して調べるくらいはやるべきです。
逆に言えば、これらの記載がホームページ上になければ、その時点で利用は避けるべきです。
また、利用する前に必ず電話で換金率や手数料の有無について確認することをおすすめします。
ここでの対応の歯切れが悪い場合は、なにかしらを隠している可能性が高いです。
面倒で手間がかかることですが、悪徳業者に騙されるリスクを考えれば当然やるべきこと。
クレジットカード現金化を利用する、ということはそれほどの準備をして臨まないといけないことなのだと認識しましょう。