クレジットカードを使わない現金調達方法
クレジットカードを使った現金調達法としては、「クレジットカード現金化」が広く知られていますが、やはり法律的な面でグレーゾーンにあたる点や、換金率や手数料の兼ね合いで少なからず割を食ってしまう部分が気になるところ。
他にもよい現金調達法があるのならば知りたい、という方もいるかと思います。
そこで、クレジットカードを使わない現金調達法をいくつか取り上げ、まとめてみました。
方法 | リスク | 時間・手間 | 注意点 |
---|---|---|---|
所持品売却 | 低 | 高 | 効率的に行うには慣れが必要。 |
日雇いバイト | 低 | 高 | 仕事が都合よく見つからない、当日にお金が手に入らない可能性もある。 |
親や知人からの借金 | 低 | 低 | お金の貸し借りをきっかけに、人間関係が破綻する場合もある。 |
キャッシング | 中 | 低 | 手軽だが、多重債務の入り口になりやすい。 |
ファクタリング | 中 | 中 | 一度利用すると抜け出せない負のループに陥りやすい。 |
ギャンブル | 高 | 低 | うまくいくことはほぼなく、状況を悪化させる可能性が非常に高い。 |
闇金 | 高 | 低 | これに手を出したら終わりと言えるほど危険。 |
現金化よりも健全な方法もありますが、ギャンブルや闇金に関しては逆に絶対に選んではいけない手段として挙げています。
それぞれの現金調達法について、もう少し詳しく見ていきましょう。
※クレジットカード現金化ジャーナルで紹介する一部リンクには広告が含まれます。
- 1.所持品の売却
- ‐売却に向いているもの
- 2.日雇いバイト
- ‐着実にお金を確保できる
- 3.親や知人に借りる
- ‐人間関係が壊れるリスクも
- 4.キャッシング
- ‐メリットとデメリット
- ‐多重債務の入り口になりえる
- 5.ファクタリング
- ‐給料ファクタリングの危険性
- 6.ギャンブルで一発逆転
- ‐依存症の危険性
- 7.闇金からの借金
- ‐お金の問題以外の様々な弊害
所持品の売却
所持品を売却することによってお金にする方法は、危険性が全くない健全な手段です。
お金に困っている状況でこそ、断捨離も兼ねて不要品はどんどん売却し、お金に換えていくべきです。
最近では質屋やリサイクルショップの他にも、より高価での売却が期待できるフリマアプリ(メルカリなど)が人気を集め、売却手段も多様化しています。
店頭への持ち込みによる売却であれば即日の現金化も可能でしょう。
フリマアプリなどを使う場合は、相応の準備に加えて現金が入るまでに多少のタイムラグも受け入れなければなりません。
そのあたりの兼ね合いを考えながら、適した方法での売却を検討しましょう。
売却に向いているもの
比較的売却しやすいものとしては、以下の通りです。
- 車
- 高級時計
- ブランド品(バッグ・財布など)
- 洋服
- 家電
- アマゾンギフト券・商品券等
- スマホ等通信端末
- 漫画
この中で、車や高級時計、ブランド品あたりはそもそもの元値が高価であるため、売却したときにまとまったお金になりやすいというメリットがあります。
家電も同様に高価ではあるものの、型落ちすると一気に値崩れを起こしてしまうため、あまり売却向きではありません。
洋服や漫画、スマホなどは買取をしている店舗も多く、フリマアプリでの需要も高いので比較的楽に売れるのがよい点でしょう。
もっとも売却向きなのはアマギフや商品券などです。
これらは金券ショップでも9割前後で取引されており、換金性が非常に高いです。
最近ではこれらの買取専門サイトも多くあるので、店頭に持ち込む手間をかける必要すらなくなってきています。
日雇いバイト
働いてお金を稼ぐことは、どう考えてももっとも健全です。
ひと昔前までは、日雇いバイトと言えばまず派遣会社に登録が必要。そしてできる仕事はイベントスタッフや肉体労働系など職種が限られていました。
最近では、スマホアプリからの簡単な登録だけで、様々な職種から即日現金払い可能の日雇いバイトを見つけられる求人サービスが普及しています。
周りの誰にも迷惑をかけない、一番真っ当な現金調達法です。
働く時間と現金が入るまでに1~1週間程度の猶予がある方は、積極的に検討してみてください。
注意点としては、稼げるお金は1日数千円から1万円ちょっとまでが限度、という点です。
着実にお金を確保できる
日雇いバイトで稼げる・用意できるお金には限度があります。
もし仮に大きな金額の支払いが迫っている場合、日雇いバイトでは到底追いつかない、そんな場合もあるでしょう。
そして、借金や迫っている支払の金額が大きいと、働く気力すら失ってしまうものです。
しかし、そういった状況でもめげずに着実に前進することによるメリットは、得られるお金以外にもあるものです。
しっかり働いている姿勢を見て、周りの人間が助けてくれることもあるかもしれません。
なによりも、問題を先送りにせず、着実に働いた分だけお金を確保できる、という点でおすすめしたい方法です。
日雇いバイトで解決するのが最適かどうかは、人それぞれの環境によって変わってくるので、自身の状況をしっかり整理しながら検討しましょう。
親や知人に借りる
親や知人から借りる。これは同じ借金でも消費者金融などに比べたら安全で費用がかからない手段です。
やむを得ない事情を話してお金を貸してくれる親や知人がいる場合は、プライドを捨ててでも傷口を広げない段階で相談するべきです。
相談に応じてくれれば、たいていの場合無利息でお金を借りることができるでしょう。
ただし、お金を借りる相談をすること自体にもリスクはあります。
親であれば余計な心配をかけてしまうかもしれませんし、知人であれば相手を間違えると縁を切られてしまう可能性すらあります。
人間関係が壊れるリスクも
「金の切れ目は縁の切れ目」といった格言があるように、友人や知人にお金を借りて返さない、といった不義理をすれば、友情や信頼といったかけがえのないものを失うことになります。
人脈や友情はお金には換えられない価値があるものです。
ちょっとした金銭トラブルで大切な仲間や家族を失わないように注意しましょう。
こういった知人間でのお金の貸し借りの場合、「お金をあげるつもり」で貸してくれる人も多くいます。
しかし、決してその厚意に甘えることなく、しっかりと返すことが当たり前ですが大事です。なによりも優先して返済に努めましょう。
その上でどうしても現金が必要、家族や職場にバレたくないという場合はリリーフでのクレジットカードをおすすめします。
安心安全の取り引きで一瞬のピンチを救ってくれる業者といえます。
キャッシング
もっとも一般的かつ簡単な現金調達法と言えば、キャッシングではないでしょうか。
クレジットカード現金化を検討している方の中には、キャッシングの利用経験がある方やおおまかな仕組みを理解している方も多いはずです。
キャッシングは多重債務者の増加という社会問題を受けて布かれた総量規制を機に、厳しい審査が必要になって全盛期の勢いを失いました。
しかし、現在もアコムやアイフル、プロミスといった馴染みのある消費者金融は健在で、利用者も依然として多くいます。
メリットとデメリット
キャッシングの基本的な特徴をメリット・デメリットに分けて整理しました。
- 貸金業の登録をしている業者からの貸付なので安全
- 利息制限法によって上限金利が定められている
- 無利息キャンペーンを狙えばノーリスクで借りられる
- カードローンタイプなら2回目以降の借入が手続き不要
- 最短30分審査や即日入金など、スピード感も期待できる
- 総量規制によって厳しくなった審査に通らないと借入できない
- 審査センターの混雑状況や申込内容によっては時間がかかる
- 収入証明の提出を求められる
- 原則、職場への在籍確認が必要となる
- 借りた時点で信用情報に記録される
審査に通りさえすれば、キャッシングも即日での現金調達が可能であり、利息面でもそこまで大きな負担とはなりません。
しかし、やはり収入証明や在籍確認といった点がどうしても重く、それを避けるためにクレジットカード現金化へと流れる人が多いのも事実です。
こういった審査面の問題をクリアできるならば、クレジットカード現金化よりもまずキャッシングから検討するべきでしょう。
多重債務の入り口になりえる
2000年代初頭は消費者金融業界の全盛期。
そこにはルールやモラルもなく、無職や学生でもキャッシングが難なくできたため、複数社からの借金を抱える多重債務者が激増しました。
それが社会問題となり、2006年に貸金業法を改正して年収3分の1までしか借りられない、という総量規制がかかったのです。
総量規制によって過剰な貸付によるトラブルは減少しましたが、現在も消費者金融からの借金から抜け出せない依存状態の人は多くいます。
- カード1枚でATMからお金が出てくる手軽さ
- リボ払いで毎月の支払いは最低限の金額で済む
こういったところに甘えてしまい、返済をしては借入を繰り返してしまうのです。
この状態が続くことにメリットは一つもありません。それどころか、総量規制前ほどの急な坂ではないものの、確実に多重債務の入り口へと向かう下り坂を歩いている状態、と言えます。
キャッシングを利用するなら、リボ払いだけは避け、可能な限りの早期返済を心がけるべきです。
ファクタリング
ファクタリングは事業者の持っている売掛債権をファクタリング業者に売却することによって現金を造る資金調達法で、銀行や大企業も取り扱っている本来健全なサービスです。
売掛金を持つ利用者・ファクタリング業者・売掛先の3社間で行われる取引で、手数料を取る代わりに前倒しで売掛金を現金化してくれます。
ただし、これもクレジットカード現金化と同じで、明確な返済や立て直しのプランがないまま利用することは、問題の先送りにすぎません。
実際に、ファクタリングを一度利用したら、その後繰り返す自転車操業が続き、最終的に倒産してしまう会社も少なくありません。
また、個人レベルでのファクタリングで言えば、最近では「給料ファクタリング」が問題となっています。
給料ファクタリングの危険性
ファクタリングは、本来売掛金を持つ事業者に向けたサービスとして知られるものでした。
最近ではその名を模した、「給料ファクタリング」という個人向けのサービスが問題視されています。
給料ファクタリングは名前の通り、将来(たいていの場合翌月)入ってくる見込みのある給料を債権とし、その債権を業者が買い取ることで前倒しのお金が入る、という仕組みのサービスです。
前の月の給料だけでは支払いや生活費が追い付かない、という方が利用するのですが、当然ながら高い手数料が引かれることとなります。
しかも、翌月に本来入ってくるはずだった給料は全額ファクタリング会社に渡さなくてはいけません。
そうなれば当然、またお金に困る状況となります。
こうして給料ファクタリングを繰り返す負のループに陥ることになります。
実質的には違法金利で貸し付けを行っている闇金とも大きな差はなく、実際に闇金業者が給料ファクタリングを運営している場合もあります。
苦境を先延ばしにしたいがために、安易な考えで利用するのはあまりにも危険です。
ギャンブルで一発逆転
現在日本でできるギャンブルは、国が認めた公営競技(競馬・競艇など)のほかに、パチンコ・パチスロ、一攫千金が狙える宝くじなどたくさんあります。
グレーゾーンまで言えば、海外運営のオンラインカジノも一般人が手を出せるギャンブルの一つと言ってもよいでしょう。
ギャンブルはたしかに勝つことができればお金は増えます。
しかし、何の後ろ盾もなくただ運に任せてギャンブルでお金を増やそうとしても、大半は負けて終わります。
つまり、お金に困った状況での資金調達法としてギャンブルは最初から破綻しているわけですが、その業界で勝ち続けているプロがいることも事実です。
ただし、彼らはデータ集めなど相当な努力を積み重ねています。運任せでギャンブルに勝ち続けることは不可能と言ってよいでしょう。
間違っても借金をしてギャンブルに突っ込むような最悪な立ち回りをしないよう、注意しましょう。
依存症の危険性
また、忘れてはいけないのはギャンブルには高い依存性があることです。
仮に運任せのギャンブルで、たまたま最初に大勝利できたとしましょう。
それで金銭的なピンチを回避し、終わることができればまだよいですが、大抵の場合そうはなりません。
再びギャンブルに手をだし、最終的に負ける。ここまでがセットです。
お金に困ってギャンブルで取り返した経験は色鮮やかに残り、負けた苦い記憶はいつの間にか忘れる。
人間とはそうゆうもので、何かあったらまたギャンブルで一発逆転を狙う、という普通ではない行動を繰り返すようになります。
消費者金融で借りたお金をギャンブルに突っ込む、ここまできたら本当に危険です。
現在そうなりかけている方がいたら、専門の悩み窓口に相談するなどなにかしらの対処をするべきです。
闇金からの借金
闇金からお金を借りること、これがどんなに危険なことかは、多くの方が理解しているでしょう。
法外な利息を取られることはもちろんですが、払えなくなったら悪質な取り立てや脅迫によって容赦なく追い込まれます。
闇金で一時的な資金難を乗り切りきったとしても、その後の人生が好転することは決してありません。
金利は10日で1割の「トイチ」あたりが一般的ですが、それ以上に高い場合もあります。
こんな金利、普通に働いていて返せるものではありません。
払えなくなれば、どんなひどい目に遭うか、想像もしたくありません。
また、最近では「ソフト闇金」と呼ばれる存在も増えてきているそうです。
従来の闇金のように高い金利・厳しい取り立てではなく、違法だけど優しい金利・取り立ても優しめとのこと。
闇金を利用した経験がある人からすると、とても優しい存在でありがたがって利用する人も多いようです。
しかし、金利はしっかり上限を超えており、違法な闇金であることには変わりません。
いずれにしても絶対に手を出してはいけないのが闇金です。
お金の問題以外の様々な弊害
闇金の手を出してしまえば、違法金利というお金の問題だけでは済まなくなる場合がほとんどです。
闇金業者は回収に関しては徹底的にやる、言わば回収のプロです。
相手に何をしようが貸したお金と利息分を回収する、これをやるためのノウハウや人脈を持っています。
闇金でお金を返せないところまで追い込まれるとどうなってしまうのか、その一例は以下の通りです。
- 除染作業員として強制労働させられた
- 風俗店で働かされた
- 特殊詐欺の受取人の仕事をやらされた
- 銀行口座を特殊詐欺の受取口座として使われた
- その他、詐欺や犯罪の実行犯をやらされた
いずれのケースも絶対に避けたいものばかりです。
特に、借金のためにやりたくもない犯罪に加担させられるのは最悪と言えるでしょう。
お金だけの問題なら最終的に自己破産などでやり直すことが可能ですが、犯罪に巻き込まれればそうはいきません。
どんなにお金に困っても闇金にだけは絶対に手を出さない!
これが鉄則です。