現金化向きのAmazonギフト券は?
Eメールタイプに印刷タイプ、チャージタイプにカードタイプ…。
アマギフってどの種類が現金化には向いているんでしょうか!?
現金化目的だったら断然Eメールタイプだ!
各種類の特徴も念の為解説しておこう。
「アマゾンって何…?」
そんな疑問を持っている成人は皆無に等しいでしょう。
説明不要かと思いますがご存知、アメリカに拠点を構える超巨大インターネット通販サイト。
今や人々にとって欠かせない生活インフラのひとつとまで言われおり、ネットショッピングの枠にとどまらず、最も身近な買い物手段のひとつとして広く利用されています。
そのAmazonでの買い物の支払いに使える商品券が「Amazonギフト券」です。
「Amazonギフト券プレゼント!」といった言葉を耳にする機会も増えましたが、自分用に所有・利用するだけでなくプレゼントにも最適なので、景品でもよく使われています。
Amazonギフト券の種類
Amazonギフト券にはいくつかのタイプがあり、それぞれ使い方や購入方法が若干異なります。
基本的には「アマゾンで使える商品券」という用途のものであることに違いはありませんが、
アマギフ買取サービスを利用する上で、それぞれの特徴を知っておく必要があります。
Eメールタイプ
カード実物ではなく、Eメールにカード番号(コード)が記載されており、それをアカウントに登録することでアマゾンの買い物で利用できるようになります。
ギフト用途でもお相手のメールアドレスさえ分かればプレゼントできるので、直接会う機会がなかったり住所を知らない場合でも気軽に贈ることができます。
カードタイプ
コンビニや家電量販店などでも売られている最もスタンダードなタイプで、金額を自由に設定できる「バリアブルカード」とあらかじめ金額が固定されている「ギフト券」の2種類があります。
印刷タイプ
PDFデータ形式のギフト券になります。
受け取った側がプリンターで印刷して使用します。
チャージタイプ
Amazonアカウントに残高を追加して利用するタイプで、チャージするたびにポイントが貯まるメリットもあります。
ギフト目的でなく自分用としての要素が強いです。
その他「グリーティングカードタイプ」や「ボックスタイプ」など、プレゼント用途に便利なものが用意されています。
買取可能なタイプは?
基本的にチャージタイプ以外であればどのタイプでも相談に乗ってもらえますが、買取に最も有利なのは「Eメールタイプ」となっています。
特に現金化目的であれば、「Eメールタイプ」一択と考えて良いでしょう。
Eメールタイプが向いている理由
それではその理由について解説していきます。
クレジットカードで購入できる
Eメールタイプは、amazonの公式ページからクレジットカードで購入することができます。
一般的に換金性の高い金券類はクレカで購入することがとても難しい仕組みになっているのですが、Amazonギフト券は、なんとクレジットカードで購入することが公式で認められているのです。
従って、クレジットカードで購入することは不自然な行為ではないので、カード会社から警戒されるリスクもかなり抑えられます。
しかし、一度で5万円を超える高額購入や、発行間もない新しいクレジットカードで真っ先にアマギフを買ったりするのは、現金化目的と疑われる可能性があります。
4万円程までであればギフト券の使用用途としてもおかしな額ではありませんので、だいたい3万円が安全に使えるボーダーラインと考えて利用するようにしましょう。
換金率が最も高い
Eメールタイプが一番安全で、かつコストのかからないタイプであると言うのは、ユーザー側にだけでなく買取業者の立場からしても同様です。
アマゾンギフト券買取業者では、ギフト券タイプにより異なる換金率を設定しているところがほとんどです。
中でも一番換金率が高く設定されているのが「Eメールタイプ」となっています。
続いてカードタイプ、印刷タイプとなっているところが多いでしょう。
プレゼントで貰ったギフト券を売るという理由でしたら別ですが、
現金化目的であれば、敢えて「Eメールタイプ」以外のギフト券を選ぶメリットはありません。
取引が簡単
Eメールタイプの場合、アマゾンと利用者(購入時)、利用者と買取業者(売却時)でのギフト券のやりとりはすべてメールで行います。
メールにギフト券番号が記載されていますので、他のカードタイプなどのように郵送などの手間がかかりません。
アマゾンでオンライン購入したら、その流れのまま業者にメールを転送するだけで取引を行えてしまうのです。
- 一度の購入金額は3万円ほどに抑える
- 発行したばかりのクレジットカードや、新しいアマゾンIDでの購入は控える
業者によっては「Eメールタイプ」以外は取り扱っていない場合もあります。
Amazonギフト券買取を活用して現金化するならば、「Eメールタイプ」を選びましょう。
普段アマゾンで買い物をするのと同じように、ギフト券をクレジットカードで購入できるのだ。
Amazonギフト券の使い途
Amazonギフト券はAmazonでのショッピングに利用できるだけではなく、懸賞やギフト、福利厚生など様々な使い途があります。
当ページでは「Amazonギフト券の有効活用」「使い途」にフォーカスを当て、解説してまいります。
アマギフ使い途ランキング
「プレゼントでもらったけど、使い方が分からない」
「買い物以外の利用方法が知りたい」
など、手元にあるアマギフの使い途で迷っている方も多いのではないでしょうか。
Amazonギフト券の使い途をランキング形式でご紹介いたしますので、少しでも活用のヒントになれば幸いです。
第1位:買い物で使う
使途第1位はやはり「Amazonで買い物」です。
業界最大級の商品ラインナップに加え、一定額の利用で送料無料、多くの商品が最安値の価格設定と隙がありませんので、日用品の購入はもちろん、趣味関連の物・ファッションアイテム・趣向品など、欲しいものがあれば買い物で使ってしまう形がベストです。
なお、Amazonアカウントの残高は「Amazon Pay」で利用することもできます。
Amazon Payは多くのネットショップが取り扱っている決済方法ですので、チャージだけしておいて「欲しい物が見つかる+ Amazon Payに対応している」という状況が来るまで待つというのも一つの手です。
第2位:プライム会員の会費に充てる
映画やドラマ、アニメをよく観るという方はAmazonプライムに使うという手があります。
Amazonプライム会員は、専用セールや配送の優遇(送料無料や翌日配送など)をはじめ、動画・音楽配信など幅広い特典が用意されており、老若男女問わず人気が高いサービスです。
会費は月額600円もしくは年間5,900円(2023年8月24日改訂)となっており、Amazonアカウント残高からの支払いにも対応しているため以下の流れでの決済が可能です。
- Amazonギフト券の購入
- Amazonアカウントへのチャージ
- Amazonプライムの会費支払い
「ちょっと興味はあるけど自腹で会費を払ってまで利用したくはない…」という方は、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。もちろん、Amazonプライムだけでなく「Amazon musicで音楽を購入する」という使い方もできます。
第3位:家族や友人に譲渡する
「本当に欲しい人にあげる」というのも立派な使い途です。
特に少額(500~3,000円)の場合、Amazonギフト券買取は手間とリターンを考えると今一つですし、Amazonプライムの会費にも足りません。
送料無料のラインにも届かない可能性があり、使い途が難しい金額帯と言えます。
Amazonをやっていない、もしくは買いたいものがない場合、Amazonユーザーの友人や家族に日頃の感謝の気持ちを込めて差し上げるというのはいかがでしょうか。
現金のように使えるのに現金を渡すよりもスマートであり、少額でも喜んでもらえるため、今やAmazonギフト券は贈り物の定番です。
なお、以前は有効期限が短いというデメリットがありましたが、2017年4月24日発行分より有効期限が一律10年に延長されましたので、期限切れを起こすリスクは低くなりました。
他にもこんな使い途があります
上記にしっくり来る使い途がなかった方は「寄付」という手もあります。
Amazonでは、日本赤十字社寄付募集プログラムや災害救援活動、動物保護施設支援プログラムなど複数の公式寄付サービスを提供しており、いずれもアマギフを使って寄付をすることが可能です(Amazonアカウントからの支払い)。
また、「Amazonみんなで応援プログラム」では支援を募る団体や施設、個人の方の「ほしい物リスト」を参考に、必要な物を代わりに購入するという形で支援することができます。
自分のために使う予定がなく、困っている人のために役立てたいと思った方は、寄付という選択肢を入れみてはいかがでしょうか。
なお、Amazonギフト券以外のギフト券・商品券に換えるという方法もあります。
Amazonではビール券やJCBギフトカード、全国百貨店共通商品券、QUOカードなど他のギフト券を買うことができ、しかも定価で購入可能です(他の多くのサイトでは定価よりも割高な金額で販売)。
また、Amazonギフト券は万人受けするアイテムですので、会社を経営している方や管理職の方は、従業員のモチベーションを高めために活用するという方法もあります。
例えば、今月一番優秀な成績を残したスタッフにアマギフをプレゼントする等であれば、従業員のモチベーションを高めつつ、会社の利益アップに繋がる可能性があります。
このように、Amazonギフト券には様々な使い途がありますので、より有意義に使える方法を模索してみましょう。
プレゼントに使いたい方へ
お世話になっている人にギフト券をプレゼントしたいんです!
やはりAmazonギフト券が無難でしょうか?
贈り物だなんて偉いじゃないか。
君の言う通りAmazonギフト券やAppleギフトカードが定番かつベターだな。
だた、シチュエーションや好み、年代によっても異なるため、色々とリサーチしてみてから決めてみても良いだろう。
相手の好みが分からない場合は、現金のように幅広く使えるギフト券・商品券を贈るのがオススメです。
まずは人気のギフト券、喜ばれる年代、金額の相場等をまとめましたので、プレゼント選びにお悩みの方は是非ご参考ください。
喜ばれるギフト第1位~電子ギフト券
やはり喜ばれるギフト券の第1位はAmazonギフト券、Appleギフトカード、GooglePlayカードなどの「電子ギフト券」です。
自由に金額を設定できるため、イベントの景品・ちょっとしたお礼などのシーンで利用しやすく、さらには換金もしやすいため貰う側にもデメリットや損がありません。
特にAmazonギフト券は多くの方に喜ばれる電子ギフト券なので、景品や御礼など、渡す相手が不特定多数であるときでも使いやすいでしょう。
プレゼントの相手がAppleを愛用していると知っている場合はAppleギフトカードを選ぶ、ゲームが好きでandroidユーザーであればGooglePlayカードを選ぶなど、相手方に応じて使い分けられるという点も大きな魅力です。
18歳~60歳と幅広い年齢層にマッチするギフト券と言えるのではないでしょうか。
喜ばれるギフト第2位~QUOカード
コンビニなどで手軽に使えるQUOカードは、ギフト券の中でも限りなく現金に近く、少額(500円~3,000円)をプレゼントしたい場合におすすめの商品券です。
子供へのプレゼントにも適しており、親戚の子供が来た時のプレゼント又は普段のお小遣い・お駄賃にクオカードをあげる等で多く利用されています。
もちろん普段の御礼としての贈り物にも適しており、普段利用している業者の担当者へお礼で渡すといったような「ちょっとしたお返し」で利用しやすいギフト券です。
コンビニで販売しているため、手軽に入手できる点も大きな魅力ではないでしょうか。
喜ばれるギフト第3位~クレカ系の商品券
クレジットカード系のギフト券とは、VISAやJCBなどの国際ブランドが発行するギフト券のことです。
各加盟店にて利用可能なため、QUOカードと同様に「現金に近い感覚」「好きな用途に使ってもらえる」というメリットがあります。
なお、手軽に入手可能なQUOカードに対し、クレジットカード系のギフト券は販売店(又はインターネット申込)でのみの取り扱いとなる点に注意が必要です。
まとまった金額を購入するケースが多いため、3,000円以上のプレゼントで多く使われています。
年齢を問わず使うことができますが、クレジットカード加盟店で利用するため、やや大人向けのギフトと言えるでしょう。
相手の趣向を知っている場合は「用途を限定したギフト券」という選択もあるぞ!
用途は限定されてしまうが「考えてくれた感」は強めと言える。
特に、少額のギフト券は用途が限定されていた方がプレミアム感も高まるだろう。
その他の喜ばれるギフト券
ランクインはしなかったものの、人によってはトップ3以上に喜ばれるギフト券をご紹介します。
送る相手に合わせてギフト券を選ぶとよいでしょう。
スタバカード
スターバックスを愛用している相手には鉄板のギフト券です。
また、スターバックスでは様々な商品の販売も行っておりますので「商品の引換券」としても利用することができます。
ちょっとしたお返しから誕生日プレゼントまで幅広く使えるギフト券と言えるでしょう。
こども商品券
こども商品券は、おもちゃや子供と遊ぶレジャー施設で幅広く使えるギフト券です。
自分の好きなおもちゃ・施設に限定して使用することができるため、子供から喜ばれること間違いなし。
ただし、ゲームソフト販売店等で取り扱っていないケースがあり「好きなゲームを安く買えるお店がなくてガッカリされてしまう」なんてこともあるようです。
全国百貨店共通商品券
名前の通り、百貨店で使える商品券です。
高級感があるため、普段から百貨店で買い物をしている方、安さよりも質を求めている方等に喜ばれるギフト券と言えます。
目上の方への贈り物の定番ですが、若者や近くに百貨店がない方からは不評という点に注意しましょう。
旅行券
旅行に使えるギフト券(JTBギフトなど)は親へのプレゼントや還暦祝いに特におすすめ。
旅行が好きな人へのプレゼントにはもちろん、身内から友人まで幅広く利用可能なギフト券と言えます。
結婚式で両親へのプレゼントに贈るなど、重要な場面にもマッチする贈り物です。
逆に「以前は人気があったが、需要が減ったギフト券」もあるぞ。
使い勝手が悪いとプレゼントしても使われずに放置されてしまうこともあるため、ニッチすぎるものは選ばないようにすることをおすすめする。
需要が減ったギフト券の例
令和となり、めっきり見かけなくなったギフト券もあります。
例えば「図書カード」は、スマートフォンやタブレットで閲覧可能な電子書籍の普及したことで本屋を利用する人が減り、延いては同ギフト券の需要も減ってしまいました。
また、一昔前は贈り物の定番であった「テレフォンカード」ですが、こちらも携帯電話の普及によって需要が激減したと言えます(コレクション要素があるものは喜ばれる可能性あり)。
さらに、交通系ギフトで著しく需要が低下したものとして「パスネット」が挙げられます。
こちらは私鉄やバスなどで利用可能な人気の交通系カードでしたが、現在ではご存じの通り交通系IC(SuicaやPASMO等)が普及したことで利用者が減ってしまいました。
「ビール券」は今もなお高い人気があるギフト券ですが、使えるお店が少なく、一部ではお酒以外の決済に対応していません。
Amazonギフト券なら換金もできる
Amazonギフト券は、残念ながらAmazon以外では使えません。
国内ECサイトですと「楽天」「Yahoo!ショッピング」辺りがAmazonのライバルと言えますが、楽天ポイントは店舗利用できる提携店が拡大し、Yahoo!ではTポイントを使用できるようにする等の工夫が続けられています。
つまり、現状ではこれらECサイトの中でAmazonが飛びぬけてポイントやギフト券の使い勝手が悪く、今後もAmazonギフト券がコンビニや飲食店・小売店などの店頭利用できるようになる可能性は低いと言えます。
ただし、Amazonギフト券には以下の通り「換金する」という手があります。
- Amazonギフト券買取業者に買い取ってもらう
- 自らアマゾンで商品を買い、第三者に売却する(転売)
- 友人や知人にディスカウントして売却する
なお、ショップに買い取ってもらう場合、基本的には大手チケットショップではアマギフに対応しておりませんので注意が必要です。
自力で現金化する場合は転売しやすい商品を狙う必要がありますが、加えて手数料分(ヤフオクやメルカリを利用する場合)も考慮せねばなりません。
したがって、紹介した上記3つの方法の中では「Amazonギフト券買取業者に売る方法」がもっとも手軽かつ好条件であると考えます。
仮に換金率90%であった場合、ヤフオクやメルカリ等で転売する手間や手数料を考えれば、短期間でそれ以上の現金を手にすることが可能であるためです。
「使用しない場合でも高換金率で現金化できる」という点は、Amazonギフト券の大きな魅力と言えるのではないでしょうか。
相手の好みや趣味が分からない…という場合はAmazonギフト券やAppleギフトカードがベターかもしれませんね。
状況に応じて上手に使い分けてみてください!
ふるさと納税返礼品にアマギフ
ふるさと納税の返礼品でAmazonギフト券が選べるって本当ですか!
確かに一部の自治体でAmazonギフト券を返礼品に利用していた例がある!
現在はすでに規制されているが、いきさつをまとめたので興味があればチェックしてみてくれ。
2017年から2018年にかけて、一部の自治体がふるさと納税の返礼品にamazonギフト券を用意して度々話題になりました。
現在は規制が強化されたため、返礼品としてアマギフを受け取ることはできませんが、ふるさと納税サイト(ポータルサイト)の利用特典でゲットすることは可能です。
当ページでは、ふるさと納税とアマギフの関係性について解説いたします。
アマギフを返礼品にした自治体
これまで、amazonギフト券をふるさと納税の返礼品としてラインナップに入れた自治体は大阪府泉佐野市、静岡県小山市、佐賀県みやき町、和歌山県高野町の4市町です。
いずれも、度重なる総務省からの注意喚起を無視して繰り返しアマギフを返礼品に設定して話題になりました。
ふるさと納税の返礼品は本来、地域の地場品に限定しないといけないというルールがあるのですが、「Amazonギフト券で地域の特産品のショッピングをお楽しみください」という名目で出品していたようです。
なお、これらの自治体はそれぞれ「魅力的な特産品がない」という言い分をしておりましたが、決してそのようなことはありません。
例えば、静岡県小山町では町内に工場があるサーティーワンアイスクリームのギフト券を返礼品に設定し、ふるさと納税が始まった2015年から全国屈指の税収を得ていました。
そして、さらなる税収を得ようとして2018年4月に全国で初めて、ふるさと納税の返礼品にAmazonギフト券を設定したという経緯があります。
すぐに総務省から指導されたものの、同年12月まで複数回に渡り除外と設定を繰り返し、2018年は4月から12月までで町の年間予算2倍にあたる249億円を集めています。
小山町は、ほかにもQUOカードなど換金性の高い返礼品を多数扱っていました。
大阪府泉佐野市の事例
もともと、泉佐野市は従来から納税額の5割相当の豪華な返礼品(特別なコシヒカリなど)を用意し、全国屈指の納税額を集めていました(現在のふるさと納税の返礼品は寄付額の3割以下にするルールが作られたのは、泉佐野市が原因だとされています)。
現在の「返礼品3割のルール」が適用されたことで、泉佐野市はAmazonギフト券を返礼品に設定するようになります。
ふるさと納税の新制度が適用される直前には、100億円のAmazonギフト券を還元するという「閉店セール」を実施する等、大きな話題を呼びました。
2019年6月1日よりふるさと納税の対象自治体から外れることが決まった後にも、除外前日の5月31日まで荒稼ぎとも取れるような挑発的なキャンペーンに総務省は激怒。2019年10月現在、泉佐野市は除外された4市町の中で唯一、除外解除を遅らせる方向の厳しい対処を下しています(後に行われる国側の処分取り消しを求める裁判では泉佐野市が勝訴)。
佐賀県みやき町の事例
佐賀県みやき町はアマギフではなく旅行券(当初はJTBギフト券、その後はHISギフト券)を交通費補助券という名目で返礼品に設定し、プラスアルファでAmazonギフト券による還元を行っていました。
地域のフェス招待券もセットにすることで総務省のルール違反回避となる可能性がささやかれておりましたが、最終的にはふるさと納税の除外対象の4市町に含まれてしまう形になります。
なお、冒頭でもお伝えしましたが2019年6月1日以降でふるさと納税の除外処分を受けた自治体はここまで紹介した3市町に和歌山県高野町を加えた4市町です。
処分された4市町の中で、和歌山県高野町は唯一アマギフを返礼品に設定しておりませんでしたが、旅行券などの高額返礼品を使用していたことを総務省は問題視し、処分に至ったようです。
総務省の定める寄付額3割以下の基準に違反した自治体は全国31市町村ありましたが、結果的に除外処分を受けたのは換金性の高いamazonギフト券や旅行券を返礼品にした4市町のみとなりました。
アマギフ返礼は復活する?
結論から申し上げますと、2019年6月1日以降のふるさと納税新制度が施行されたことで、返礼品としてAmazonギフト券を受け取ることは一切できなくなりました。
アマギフを返礼品にした3市町が厳しい処分を受けた点を鑑みても、復活する(返礼品として採用する自治体が現れる)可能性は低いでしょう。
また、直接ではありませんが、ふるさと納税でAmazonギフト券をもらう方法があります。
それはポータルサイトの還元キャンペーンを活用する方法で、有名どころでは「ふるなび」「ふるさとプレミアム」の2つがAmazonギフト券を賞品として採用しています。
なお、ふるさと納税の返礼品には「寄付額に対して3割以下の価値にならなくてはならない」というルールがあり、同基準はポータルサイトによる還元キャンペーンも含んだ金額です。
つまり、寄付金額が1万円+キャンペーンでAmazonギフト券が千円分貰えるというケースの場合、返礼品は2千円以内の物ということになります(過去には静岡県の下田市と南伊豆町がポータルサイトのアマギフ還元と返礼品の合算が3割を超えたことで、総務省からイエローカードを受けた事例があります)。
Amazonギフト券の還元があるポータルサイトを使った場合、何も還元がないポータルサイトの自治体よりも寄付額に対する返礼品の価値が低くなる点に注意しましょう。
残念ながら今後もAmazonギフト券を返礼品で貰えるようになるのは難しそうですね。
ポータルサイトのキャンペーンでも貰うという方法もありますが、特段お得という訳ではありません。