キャッシングの危険性-安易に手を出すところから始まる借金地獄

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キャッシングの危険度が意外に高い理由

借金と言えばキャッシング(消費者金融・銀行系カードローン)を思い浮かべる人は多いのではないでしょうか?誰もが最初は軽い気持ちで手を出してしまいますが、その先には恐ろしい結末が待っているかもしれません。

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キャッシング

ATMを操作する男性の手
危険度:4

一般的な借金と言えばキャッシングです。
クレジットカード現金化を検討している方の中には、キャッシングの利用経験がある方や概要を理解している方が多いでしょう。
そして、危険度を見て「えっキャッシングの危険度は4もあるの?」と疑問を抱く方が多いのではないでしょうか?

キャッシングは総量規制を機に厳しい審査が必要になって全盛期の勢いを失いましたが、現在も借金地獄の入り口になっていることに変わりありません。
限度額まで借りてクレカ現金化や闇金などにステップアップしないように注意しましょう。
思わぬ落とし穴が多いキャッシングの危険性をまとめました。

    

メリット・デメリット

まずはじめに、キャッシングの基本的な特徴をメリット・デメリットに分けて整理しました。

キャッシングのメリット
  • 貸金業の登録をしている業者が対応するので安全
  • 利息制限法によって上限金利が定められている(低コスト)
  • 無利息キャンペーンを行っているケースがある
  • カードローンタイプなら2回目以降の借入が手続き不要
  • 最短30分審査や即日入金など相応のスピードを期待できる

キャッシングのデメリット
  • 審査に通らないと借入できない
  • 審査センターの混雑状況や申込内容によっては時間がかかる
  • 収入証明の提出を求められることがある
  • 原則、在籍確認が必須
  • 返済遅延を起こした際のペナルティや取り立てリスクが大きい

キャッシングはクレジットカード現金化に比べて低コストで合法の現金調達法で、キャッシング審査に通らない人がクレジットカード現金化を利用するのがセオリーです。
ただし、土日や夜間など在籍確認が取れない状況ですぐに現金調達が必要な場面や、在籍確認の電話連絡や各種書類で周囲に借金がバレるリスクを懸念している場合は、クレジットカード現金化を活用した方が有利な場面があります。

借金地獄の入り口になる

がま口からこぼれたなけなしの小銭

キャッシングは高額な貸付で破産する利用者が増えたことで、2006年に貸金業法を改正して年収3分の1までしか借りられない総量規制のルールが加わりました。
総量規制によって過剰な貸付によるトラブルは減少しましたが、現在も消費者金融などのキャッシングをキッカケに借金依存を起こす方が多数います。

クレジットカード現金化もリボ払いを活用すれば同じことが言えますが、借入額に応じた分割払いの契約が必須になるキャッシングより、1回払いの選択ができるクレジットカードの支払いの方が借金地獄に陥りにくいです。
キャッシングを利用するなら、繰上返済をするなどして早期完済を心がけましょう。

リボ払いの弊害とは

銀行系カードローン躍進

銀行の通帳とお金

改正貸金業法(総量規制)の影響で消費者金融が衰退した一方で、総量規制の影響を受けない銀行系カードローンが躍進しました。
銀行系カードローンは消費者金融のキャッシングより低金利で借入できますが、その分審査が厳しいです。
ただし、信用情報に問題がない方には高額な限度額設定をするケースが多く、過剰な貸付と広告活動が社会問題になりました。

実際に改正貸金業法が施行された後も、国民生活センターには多重債務による相談が多数寄せられていて、その原因は銀行系カードローンだと言われています。
改正貸金業法の施行で弱った貸金業者を食い物にして個人への貸付を強化した銀行は本物の悪かもしれません。

参考元:国民生活センター 多重債務

極端に低い約定返済額

一例として銀行系カードローン最大手の三菱UFJ銀行カードローン「バンクイック」の場合、金利8.1%以下で借入した場合、借入残高10万円に対して月々の最低約定返済額は1,000円です。
金利8.1%の条件で10万円借りて最低約定金額のみ返済した場合、1ヶ月目の返済金額の内訳は元金325円・利息675円で返済額の3分の2以上を利息が占めます。
繰上返済しないと高額な利息を払い続けることになるので注意しましょう。

また、バンクイックは2013年3月25日に最低約定金額を大幅に引き下げる改訂を行っています。
三菱UFJ銀行だけを否定するワケではありませんが、銀行系カードローンが個人消費者から高額な利息をむしり取っていることがよく分かる事例です。
キャッシングやカードローンはクレジットカードのリボ払いやキャッシング機能よりも不利な返済条件になっていることがあるので、返済額に対する利息の割合を確認して早期完済するように心がけましょう。

信用情報について

信用と信頼

クレジットカードを利用していると、しばしば耳にするのが信用情報という言葉です。
引き落としが失敗してしまったり、キャッシングの返済が滞ったりしてしまうと傷付くと言われています。

一般的に信用情報と聞いて思いつくのはこのぐらいでしょう。
あまり深く意識しないでクレジットカードを使用している人がほとんどでは無いでしょうか?

どのような情報が信用情報として登録されているのか、そしていつまで登録されているのか知らない人が多いです。
さらに、そもそもどうして信用情報が登録されるのかという点も紹介していきたいと思います。
クレジットカードの仕組みを知ればお金の存在が少し身近になるかもしれません。
ここからは個人信用情報について詳しく解説して行きます。

信用情報はCICが管理している

CICを簡単に紹介すると、複数のクレジット会社が共同出資を行い設立した信用情報機関です。
クレジットカードや消費者金融を利用した人の情報を収集し、金融機関へ提供しているのです。
CICの役割は、消費者の信用度を客観的に判断するためです。
それと同時に利用者にとって無理のない契約になっているかをチェックする意味合いもあります。

年収が100万の人に1000万円を貸してしまえば、利息のみを払い続ける借金地獄になるのは目に見えているでしょう。
そうした破綻が起きないように、信用情報が活用されているのです。
多重債務者や自己破産を行う人を増やさないセーフティーとしてCICは信用情報を管理しています。

履歴が記録される

履歴を表す木のブロック

信用情報の中には、クレジットカードのローンやキャッシングの履歴が記録されています。
申し込みを行った日時や企業名、何に利用しているのかもすべて残されているのです。
その後、返済が滞りなく進んでいるか、滞納していないかがチェックされていると考えて良いです。

CICはクレジットカードや消費者金融での借金の情報を集めているだけなので、注意されるようなことはありません。
ただし、新しく借金をしようとした際にCICは滞納していた記録を公開することになります。
そうなるとカード会社や消費者金融は危険人物と判断し、お金を貸してくれなくなるのです。 このように借金の記録はすべて残っているので、滞納を繰り返すようなことは絶対に止めましょう。

いつまで登録されているのか?

クレジットカード等の信用情報は、基本的には5年は残っていると考えてください。
借金をした記録、それを返済した記録は最低でも5年は信用情報として登録されているのです。

ちなみに、これはあくまでも通常の借金の記録に限ります。
例えば滞納を続けてブラックリストに登録されたり、自己破産をしたりすると7年から10年ほどは信用情報に傷が付いた状態になるでしょう。
5年や10年が経過すれば新しい借金が行えるようになりますが、かなりの不便を強いられるでしょう。
いつでもローンや借金が行えるように、滞納や債務整理を行わないように気を付けてください。

情報開示することも可能

情報開示と虫眼鏡

自分の信用情報がどのように記録されているのか気になる人も居るでしょう。
そんな人はCICに対して情報開示を請求するようにしてください。
情報開示と聞くと難しく感じるかもしれませんが、自宅からネット経由で簡単に利用可能です。

手数料が発生するものの、信用情報を確認するのは貴重な体験となるでしょう。
ちなみに本人しか情報開示の請求を行えないので、金融機関以外が信用情報を見ることは出来ません。
勤務先の会社や他人が好き勝手に見られるものでは無いため、その点は安心して良いです。