ファクタリングとは?仕組み・メリット・注意点を図解でわかりやすく解説

ファクタリングとは?仕組み・メリット・注意点を図解でわかりやすく解説

ファクタリング

更新日 2026.08.24

ファクタリングとは、企業や個人事業主が保有している売掛金(売掛債権)を、入金予定日より前に現金化する資金調達方法です。銀行融資やビジネスローンのようにお金を借りる方法ではなく、売掛債権を売却する取引であるため、原則として借入金を増やさずに資金調達できる点が特徴です。

ただし、ファクタリングには手数料がかかります。早く資金を受け取れる反面、売掛金の額面から手数料を差し引いた金額が入金されるため、利用前には受け取れる金額や、その後の資金繰りに無理がないかを確認することが大切です。

本記事では、ファクタリングの仕組みや種類、手数料の目安、利用するメリット・デメリット、ファクタリング会社を選ぶポイントまでわかりやすく解説します。

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目次

ファクタリングとは

ファクタリングとは、企業や個人事業主が保有する売掛金(売掛債権)をファクタリング会社に売却し、入金予定日より前に現金化する資金調達方法です。

売掛債権とは、商品やサービスを提供したあと、取引先から後日代金を受け取る権利を指します。

例えば、100万円分の商品を納品し、翌月末に取引先から入金される予定がある場合、その100万円は将来受け取れる売掛金です。しかし、入金日までは手元資金として使えません。ファクタリングを利用すると、この売掛金をファクタリング会社に買い取ってもらい、支払期日前に現金化できます。

ファクタリングは「売掛金の前払い」のように見えることもありますが、実際には「売掛債権の売買」です。資金調達のスピードを重視したい場面や、銀行融資の審査・入金を待てない場面で利用されます。

売掛金と未収金・売上の違いについては下記コラムで詳しく解説しています。

ファクタリングの仕組み

ファクタリングの仕組みは、事業者が保有する「売掛債権」をファクタリング会社に売却し、手数料を差し引いた金額を受け取る流れです。お金を借りるのではなく、将来入金される予定の債権を売却し現金化する点が融資との大きな違いです。

ファクタリングの基本的な仕組み

ファクタリングには、主に『利用者』『ファクタリング会社』『売掛先』の3社が関係します。利用者は、取引先に対して商品やサービスの提供を終え、対価を受け取る権利である売掛金(売掛債権)を保有する事業者です。ファクタリング会社は、その売掛債権を買い取る会社で、売掛先はもともとの取引に基づいて支払期日に売掛金を支払う取引先を指します。

ファクタリング会社は、売掛金が本当に存在するか、売掛先に支払い能力があるか、入金予定日がいつかなどを確認します。そのうえで、買取可能額や手数料を提示し、利用者が条件に納得すれば契約に進みます。

ファクタリングは売掛金(売掛債権)を現金化する方法なので、売掛金が存在しない場合は利用できません。また、売掛金があっても、売掛先の信用力や取引内容によっては審査に通らないこともあります。

ファクタリングの基礎を動画で解説

ファクタリングで受け取れる金額

ファクタリングで受け取れる金額は、売掛金の額面から手数料を差し引いた金額です。売掛金の満額がそのまま入金されるわけではありません。

例えば、100万円の売掛金をファクタリング会社に売却し、手数料が10万円の場合、利用者が受け取れる金額は90万円です。入金予定日を待たずに資金を確保できる一方で、10万円分はコストとして差し引かれます。

そのため、ファクタリングを利用する際は「何日早く資金を受け取れるか」だけでなく、「手数料を差し引いたあとに必要な現金を確保できるか」も確認しましょう。資金ショートを防げても、手数料負担によって翌月以降の資金繰りが悪化するリスクがあります。

ファクタリングにおける審査

ファクタリングにも審査があります。融資では、主に借り手である会社や代表者の返済能力、決算内容、信用情報などが重視されます。一方、ファクタリングでは、売掛金の実在性や売掛先の信用力が重要な判断材料になります。

具体的には、請求書や契約書、通帳の入出金履歴、取引先との継続取引の有無、売掛金の支払期日などが確認されます。売掛先の経営状態が安定しており、過去の入金実績も確認できる場合は、審査が進みやすくなります。

また、自社に赤字決算や税金滞納がある場合でも、売掛金の内容によってはファクタリングを利用できる可能性があります。ただし、審査なしで調達できるわけではありません。審査をスムーズに進めるためにも、事前に必要書類を揃え、取引実態を明確に説明できるように準備しておくことが大切です。

ファクタリングの種類

ファクタリングにはいくつかの種類があります。資金調達目的で利用される代表的なものは、2社間ファクタリングと3社間ファクタリングです。どちらも売掛金を現金化する方法ですが、関係者の数、売掛先への通知有無、手数料、入金スピードが異なります。

また、ファクタリングには買取型と保証型という分け方もあります。それぞれの違いをまとめましたので、参考にしてください。

2社間ファクタリング 3社間ファクタリング 保証型ファクタリング
関係者 利用者・
ファクタリング会社
利用者・ファクタリング会社・売掛先 利用者・保証会社など
売掛先への通知 原則不要 必要 契約内容による
手数料 高めになりやすい 抑えやすい 保証料が発生
入金スピード 早い 時間がかかる場合がある 現金化目的ではない

ファクタリングの種類については下記コラムで詳しく解説しています。

2社間ファクタリング

2社間ファクタリング

2社間ファクタリングは、原則として売掛先への通知・承諾なしに利用できます。ただし、契約内容や運用によって取り扱いが異なる可能性があるため、通知留保の条件や例外時の対応は事前に確認しましょう。

また、売掛先への通知や承諾が不要なため、手続きが非常にスピーディです。最短即日での資金調達が可能であり、支払い期限が迫っている場合や、銀行融資の審査を待てない経営者様にとって強力な手段となります。取引先との関係性を維持したまま、秘密厳守で資金を調達できる点も大きなメリットです。

一方で、売掛先からファクタリング会社へ直接支払われるわけではないため、ファクタリング会社側の回収リスクが高くなることから、3社間ファクタリングに比べて手数料が高くなる傾向があります。

3社間ファクタリング

3社間ファクタリング

3社間ファクタリングは、利用者、ファクタリング会社、売掛先の3社が関わる方式です。売掛先に債権譲渡を通知する、または承諾を得たうえで契約を進めます。

3社間ファクタリングでは、売掛先がファクタリング会社へ直接支払う形になるため、ファクタリング会社側の回収リスクが下がります。そのため、2社間ファクタリングよりも手数料を抑えやすい傾向があります。

ただし、売掛先にファクタリング利用を知られる点がデメリットです。取引先からの信用に不安がある場合や、債権譲渡の説明に時間を割けない場合の利用は不向きといえます。
一方で、手数料の安さを重視する企業にとっては有効な選択肢です。

3社間ファクタリングについては下記コラムで詳しく解説しています。

買取型ファクタリングと保証型ファクタリング

買取型ファクタリングは、売掛金(売掛債権)をファクタリング会社に売却し、入金予定日より前に現金化する方法です。資金調達目的で使われるファクタリングの多くは、この買取型にあたります。

一方、保証型ファクタリングは、売掛先の倒産や支払い不能による未回収リスクに備えるためのサービスです。売掛金を早期に現金化するのではなく、万が一売掛先から回収できなくなった場合に備える目的で利用されます。

保証型は、売掛金の回収リスクを抑えたい企業向けの方法です。資金繰り改善や急な支払いへの対応を目的にしている場合は、まず買取型ファクタリングを理解しておくとよいでしょう。

ファクタリングの一般的な手数料

ファクタリングを利用すると、売掛金の額面から手数料が差し引かれます。手数料は、契約方式、売掛先の信用力、売掛金の金額、支払期日までの期間、提出書類の内容などによって変わります。

一般的には、2社間ファクタリングのほうが手数料は高く、3社間ファクタリングのほうが手数料は低くなりやすい傾向があります。売掛先が関与するかどうかによって、ファクタリング会社側の回収リスクが変わるためです。

契約方式 手数料の目安 特徴
2社間ファクタリング 10〜20%前後 売掛先に通知されず、
入金までスピーディ
3社間ファクタリング 3〜10%前後 売掛先への通知・承諾が必要だが、
手数料を抑えられる

また、手数料の下限だけで判断すると、実際の見積もりと差が出ることがあります。利用する前に、手数料だけでなく、振込手数料、登記費用、事務手数料などの追加費用がないか確認しましょう。

ファクタリングの手数料の詳細については下記コラムで詳しく解説しています。

2社間ファクタリングの手数料目安

2社間ファクタリングの手数料は、一般的に売掛金額の10〜20%前後が目安です。売掛先に通知せず利用ができるため即日現金化に適していますが、ファクタリング会社側の回収リスクが高くなるため、3社間ファクタリングよりも手数料が高めに設定される傾向があります。

例えば、100万円の売掛金に対して手数料が15%の場合、手数料は15万円、利用者が受け取れる金額は85万円です。すぐに85万円を確保できるメリットはありますが、本来受け取れるはずだった100万円との差額をどう考えるかが重要です。

急ぎの資金調達では2社間ファクタリングが有力な選択肢になります。ただし、継続的に利用すると手数料負担が重くなるため、一時的な資金繰り対策として使うのが基本です。

3社間ファクタリングの手数料目安

3社間ファクタリングの手数料は、一般的に売掛金額の3〜10%前後が目安です。売掛先からファクタリング会社へ直接支払われるため、回収リスクが下がり、手数料を抑えやすくなります。

一方で、売掛先への通知や承諾が必要になるため、一般的に2社間ファクタリングよりも手続きに時間がかかります。売掛先が債権譲渡に慣れていない場合は、説明や書類対応に時間がかかることもあります。

コストを抑えたい場合は3社間ファクタリング、スピードや取引先への秘匿性を重視したい場合は2社間ファクタリングという考え方で比較すると判断しやすくなります。

ファクタリングを利用するメリット

ファクタリングの主なメリットは、売掛金の入金を待たずに資金を確保できることです。

また、売掛債権の売買であるため、原則として借入金を増やさずに資金調達できます。融資の審査に不安がある場合や、借入枠を温存したい場合にも適した方法です。

ただし、手数料や契約内容を理解したうえで、資金繰り全体の改善につながるかを確認しましょう。

売掛金の入金前に資金を確保できる

ファクタリングの最大のメリットは、売掛金の入金日前に資金を確保できることです。売上が発生していても、入金が翌月や翌々月になる場合、先に仕入れ費用、外注費、給与、税金、家賃などの支払いが発生することがあります。

このような入金と支払いのズレを埋める方法として、ファクタリングは活用しやすい資金調達手段です。特に、急な大型受注、設備修理、材料費の高騰、取引先からの入金遅れなどが重なると、手元資金が一時的に不足しやすくなります。

売掛金の入金予定を前倒しで現金化すれば、支払い遅延や資金ショートを回避する有効な手段となります。

借入を増やさずに資金調達できる

ファクタリングは、売掛債権を売却する資金調達方法です。銀行融資やビジネスローンのように、借りたお金を返済していく方法ではありません。

そのため、原則として貸借対照表上の借入金を増やさずに資金調達できます。金融機関からの借入枠を温存したい場合や、これ以上負債を増やしたくない場合に向いている方法です。

ただし、契約内容によっては注意が必要です。償還請求権や買戻義務がある場合、実質的に貸付けに近い性質になる可能性があります。契約前には、債権譲渡契約であること、売掛先が支払えなかった場合の責任範囲、追加費用の有無を確認しましょう。

赤字や税金滞納があっても利用できる

銀行融資では、決算内容、返済能力、信用情報、税金滞納の有無などが審査に大きく影響します。赤字決算や税金滞納があると、融資を受けにくくなります。
一方、ファクタリングの審査で重視されるのは、売掛金の実在性や売掛先の信用力です。売掛先の信用力が高ければ回収見込みがあると判断されるため、利用者に赤字や税金滞納があっても利用できる可能性があります。

もちろん、すべてのケースで利用できるわけではありません。差し押さえの可能性がある場合や、売掛金の確認が難しい場合は、より慎重に審査されます。

資金繰りの一時的な悪化に対応しやすい

売上はあるのに入金が遅い場合、会社の資金繰りは一時的に悪化します。特に中小企業や個人事業主は、1件の入金遅れや大型支払いだけでも資金繰りに大きな影響が出ることがあります。

ファクタリングを使うと、売掛金を早期に現金化できるため、支払いの遅延や資金ショートを防ぎやすくなります。短期的な資金繰りの穴を埋める方法としては、スピード面で大きなメリットがあります。

ただし、ファクタリングは将来入る予定の売掛金を前倒しで受け取る方法です。売上や利益そのものが増えるわけではありません。繰り返し利用する場合は、なぜ資金不足が起きているのかを確認し、入金条件や支払い条件、固定費、利益率の見直しも進める必要があります。

ファクタリングを利用するデメリット・注意点

ファクタリングは便利な資金調達方法ですが、仕組みを正しく理解して利用することが重要です。特に、急ぎで資金が必要なときほど、手数料や契約条件を確認しないまま契約してしまうリスクがあります。

また、最近ではファクタリングを装った悪質な業者も存在するため注意が必要です。契約書の内容、手数料、償還請求権、買戻義務、担保や保証人の有無を必ず確認しましょう。

手数料がかかる

ファクタリングでは、売掛金を早期に現金化する代わりに手数料が発生します。手数料が高くなるほど、実際に受け取れる金額は少なくなります。

例えば、200万円の売掛金を現金化する場合、手数料が5%なら10万円、20%なら40万円が差し引かれます。入金スピードだけを見て契約すると、想定よりも手元に残る資金が少なくなり、次の支払いに影響する可能性があります。

利用前には、手数料を差し引いた後の入金額を確認し、その金額で本当に必要な支払いをまかなえるかを計算しましょう。

売掛金の額面以上は資金調達できない

ファクタリングは、保有している売掛金を売却する方法です。そのため、売掛金の金額を超えて資金調達することはできません。

例えば、売掛金が100万円の場合、ファクタリングで調達できる金額は最大でも100万円未満です。実際には手数料が差し引かれるため、受け取れる金額はさらに少なくなります。

必要資金に対して売掛金が足りない場合は、銀行融資、ビジネスローン、補助金、リース、支払い条件の交渉など、他の方法もあわせて検討する必要があるでしょう。

3社間ファクタリングでは売掛先に知られる

3社間ファクタリングでは、売掛先への通知や承諾が必要です。そのため、取引先にファクタリングを利用しようとしていることを知られます。

売掛先がファクタリングに理解のある会社であれば大きな問題にならない場合もあります。しかし、資金繰りを不安視されたり、今後の取引条件に影響したりする可能性がないとは言い切れません。

取引先に知られたくない場合は、2社間ファクタリングを検討するのが一般的ですが、手数料を抑えたい場合は3社間ファクタリングが向いています。秘匿性とコストのどちらを優先するか選びましょう。

悪質業者に注意が必要になる

ファクタリングを装って、実質的には違法な貸付けを行う業者が存在します。通常のファクタリングは売掛債権の売買ですが、契約内容によっては貸付けと同様の性質を持つ場合があります。

特に、以下のような条件には注意が必要です。

  • 売掛金の額面に対して買取金額が著しく低い
  • 契約書に債権譲渡契約であることが明記されていない
  • 売掛先が支払えなかった場合に買戻しを求められる
  • 償還請求権が付いている
  • 担保や保証人を求められる
  • 手数料の説明が曖昧
  • 契約を急かされる

少しでも不審に感じる場合は、その場で契約せず、弁護士や公的相談窓口に相談しましょう。急ぎの資金調達であっても、契約内容をしっかり確認することが大切です。
違法性が問題となりやすい給与ファクタリングについては下記コラムで詳しく解説しています。

ファクタリングと他の資金調達方法の違い

ファクタリングを検討する際は、銀行融資、ビジネスローン、手形割引との違いも理解しておきましょう。

資金調達方法 仕組み 審査で見られやすい点 向いているケース
ファクタリング 売掛金(売掛債権)
を売却する
売掛金の実在性、
売掛先の信用力
入金前の売掛金を
早く現金化したい
銀行融資 金融機関から借りる 返済能力、決算内容、
信用情報
低コストでまとまった
資金を調達したい
ビジネスローン 事業資金を借りる 返済能力、信用情報、
事業状況
融資より早く借入したい
手形割引 受取手形を期日前に
現金化する
手形の信用力、
支払人の信用力
受取手形を保有している

ファクタリングと銀行融資の違い

銀行融資は、金融機関からお金を借り、利息を付けて返済する資金調達方法です。審査では、決算内容、返済能力、事業計画、担保、保証人、信用情報などが確認されます。

ファクタリングは、売掛金(売掛債権)を売却して現金化する方法です。原則として借入ではないため、融資とは審査の基準が大きく異なります。重視されるのは自社の経営状態よりも、売掛金の実在性と、売掛先企業の信用力です。

銀行融資は低コストでまとまった資金を調達しやすい一方、審査や入金までに時間がかかることがあります。ファクタリングは手数料はかかりますが、売掛金(売掛債権)があれば、最短即日で資金調達ができるため、状況に応じて使い分けることが大切です。

ファクタリング会社と銀行の違いについては下記コラムで詳しく解説しています。

ファクタリングとビジネスローンの違い

ビジネスローンは、事業資金を借り入れて返済する方法です。銀行融資よりもスピードが早い商品もありますが、借入であるため返済義務が発生します。

ファクタリングは売掛金の売却であり、返済を前提とする借入とは異なります。ただし、売掛金がなければ利用できません。

ビジネスローンは売掛金がなくても利用できますが、自社の返済能力や信用情報が厳しく審査されます。一方、ファクタリングは売掛金が必須ですが、売掛先の信用力が審査対象となるため、自社の経営状況に不安がある場合でも検討しやすいという特徴があります。

ファクタリングと手形割引の違い

手形割引は、受取手形を金融機関などに持ち込み、支払期日前に現金化する方法です。ファクタリングは、売掛金や売掛債権を現金化する方法です。

どちらも将来入金される予定の債権を早期に現金化する点では似ています。ただし、対象となる債権が異なります。手形割引は受取手形、ファクタリングは請求書や売掛金が対象です。

また、手形割引では不渡り時の責任の範囲を確認する必要があります。ファクタリングでも契約内容によって責任範囲が変わるため、どちらも契約前の確認が重要です。

ファクタリングの利用がおすすめなケース

ファクタリングは、売掛金の入金前に資金が必要な場合に向いています。反対に、売掛金がない場合や、長期的な資金不足を根本から解消したい場合には、別の方法を検討したほうがよいこともあります。

ここでは、ファクタリングを検討しやすい代表的なケースを紹介します。

売掛金の入金前に急な支払いが発生したケース

仕入れ費用、外注費、給与、税金、家賃などの支払い期日が迫っている場合、ファクタリングは検討しやすい方法です。売掛金の入金予定はあるものの、支払いのほうが先に来る場合、資金繰りに空白期間が生まれます。

この空白期間を埋める手段として、ファクタリングは有効です。 例えば、月末に売掛金が入金される予定でも、月中に給与や外注費を支払わなければならない場合、売掛金を早期現金化することで急な支払いに対応できます。

ただし、手数料を差し引いた後でも必要な支払いに足りるかを確認する必要があります。

銀行融資の審査や入金を待てないケース

銀行融資は、必要書類の準備、審査、契約、入金までに時間がかかることがあります。近日中に資金が必要な場面では、融資では間に合わない可能性が高いです。

ファクタリングは、売掛金の実在性や売掛先の信用力をもとに審査されるため、融資とは違う角度で資金調達を検討できます。書類がそろっており、売掛金の確認がスムーズに進めば、早期入金につながりやすくなります。

急ぎの場合は、申し込み時に入金希望日、支払い期限、売掛金の内容を明確に伝えることが大切です。

赤字決算や税金滞納で融資に不安があるケース

赤字決算や税金滞納があると、銀行融資の審査で不利になる可能性があります。金融機関は返済能力を重視するため、財務状況が悪化している会社はより慎重に審査されます。

一方、ファクタリングの審査では、売掛金の実在性や売掛先の信用力が重要視されます。そのため、融資が難しい財務状況でも、売掛金の信用力が高い場合は、問題なくファクタリングで資金調達ができます。

ただし、資金繰りが悪化している状態でファクタリングを繰り返し利用すると、手数料負担が重くなります。一時的な資金確保とあわせて、利益改善や支払い条件の見直しも進めましょう。

個人事業主や小規模法人で少額債権を現金化したいケース

個人事業主や小規模法人は、金融機関の融資審査に通るか不安を感じやすく、希望する条件で借入できないケースがあります。

このようなケースでおすすめなのが、フリーランスや個人事業主向けのファクタリングサービスです。融資とは審査基準が異なるため、売掛先の信用力があれば、多くの場合は利用できます。数万円など、少額の買い取りに対応したサービスもあるため、用途に合わせて活用することも可能です。

小規模な事業者ほど、入金遅れや一時的な支払い増加が資金繰りに直結します。売掛金がある場合、ファクタリングはフリーランスや個人事業主にとっての有効な選択肢になるでしょう。

個人事業主のファクタリング利用については下記コラムで詳しく解説しています。

ファクタリングを利用する流れ

ファクタリングの流れは、申し込み、必要書類の提出、審査・見積もり、契約・入金の順で進むのが一般的です。2社間ファクタリングか3社間ファクタリングかによって、売掛先への通知や承諾の有無が変わります。

初めて利用する場合は、どの書類が必要なのか、売掛先に知られるのか、どのタイミングで入金されるのかを事前に確認しておくと安心です。

ファクタリング契約の流れ

ファクタリングの契約から審査、入金までの大枠の流れを解説します。
最短即日で振込が完了するため売掛金を早く現金化したい方はご相談ください。

①お申し込み~書類のご用意

お申し込み~書類のご用意

まずは弊社のHPより必要事項をご入力の上お申し込みください。
直ぐに弊社から必要書類をご案内させていただきますので、ご確認及びご用意をお願いいたします。

②審査・お打ち合せ

審査・お打ち合せ

売掛債権の存在、入金時期、お取引先の経営状況等を総合し、買取金額をご提示させていただきます。書類のご提出はメール・FAX・郵送等でも行うことができますので、ご都合の良い方法をお伝えください。

③お振込み

お振込み

書類の審査が完了しますと、ご入金のお手続きに入ります。買取金額をお客様の銀行口座へお振込みし、お取引は完了です。

なお、前述した通り2社間ファクタリングの場合はお取引先様に債権譲渡の通知を行いませんので、従来通りご利用企業様へと売掛金又は未収金が支払われます。受け取った売掛金を弊社にお引渡しいただきますと、全てのお取引が完了します。

申し込み・相談

まずはファクタリング会社に申し込みをします。申し込みをする際には、資金調達希望額、売掛金の内容、売掛先、入金予定日、希望する入金日などを伝えます。

急ぎの場合は、「いつまでに資金が必要か」を明確に伝えましょう。支払い期限が迫っている場合、必要書類の準備や審査の進め方も変わります。

相談方法は会社によって異なり、電話、Webフォーム、メール、LINE、オンライン面談などがあります。来店不要で進められる会社もあるため、対応方法も確認しておきましょう。

必要書類の提出

ファクタリングでは、売掛金の存在や取引実態を確認するために書類提出が必要です。主な書類には、請求書、通帳コピー、本人確認書類、決算書、確定申告書、取引先との契約書などがあります。アクセルファクターでは、以下の書類をご準備いただいています。

原則ご用意いただく書類

  • 売掛金(売掛債権)が確認できる書類(請求書等)
  • 入金が確認できる預金通帳
  • 代表者様の身分証明書

必要に応じてご用意いただく書類

  • 納税証明書(又は納付書や領収書)
  • 印鑑証明書
  • 取引先様との契約書
  • 直近の確定申告書(所得税又は法人税)
  • 決算書

必要書類は会社や契約内容によって異なります。書類が不足していると審査や入金が遅れるため、申し込みをする前に確認しておくとスムーズです。

取引先の入金履歴がある場合は、通帳や入金明細が重要な判断材料になります。併せて、売掛金の支払期日や取引内容がわかる資料も用意しておきましょう。

審査・見積もり

提出書類をもとに、売掛金の実在性、売掛先の信用力、入金予定日、利用者の状況などが確認されます。審査後、買取可能額、手数料、入金時期、契約方式などが提示されます。

見積もりを受けたら、手数料率だけでなく、実際に振り込まれる金額を確認しましょう。また、追加費用、売掛先への通知有無、償還請求権や買戻義務の有無の確認も併せてすることが重要です。

条件に納得できない場合は、契約前に見直すことができます。急ぎの場面でも、契約内容を確認しないまま進めるのは避けましょう。

契約・入金

見積もり内容に納得したら、ファクタリング契約を締結します。2社間ファクタリングでは、利用者とファクタリング会社で契約します。3社間ファクタリングでは、売掛先への通知や承諾が必要になります。

契約後、指定口座に買取代金が入金されます。入金後も、契約書、見積書、入金明細などは必ず保管しましょう。

2社間ファクタリングでは、利用者が売掛金をファクタリング会社へ支払います。支払い忘れや資金流用があるとトラブルにつながるため、入金後は契約内容に沿って速やかに送金する必要があります。

ファクタリングを利用する流れについては下記コラムで詳しく解説しています。

ファクタリング会社を選ぶポイント

ファクタリング会社を選ぶポイント

ファクタリング会社を選ぶときは、手数料の安さだけで判断しないことが大切です。手数料が低く見えても、追加費用がかかったり、契約内容に不利な条件が含まれていたりする場合があります。

安心して相談するためには、手数料、契約内容、会社情報、サポート体制を総合的に確認しましょう。特に初めて利用する場合は、説明が丁寧で、契約前に不明点を確認できる会社を選ぶことが重要です。

手数料や契約内容が明確か

手数料や契約内容が明確な会社を選びましょう。見積もり段階で、手数料率、入金額、契約方式、追加費用の有無を確認することが大切です。

「手数料◯%〜」という下限だけでは、実際の負担は判断できません。売掛先の信用力、売掛金の金額、支払期日までの期間によって、実際の手数料は変わります。

また、契約書に債権譲渡契約であることが明記されているかも確認しましょう。契約書を発行しない会社や、説明が曖昧な会社は慎重に判断する必要があります。

償還請求権や買戻義務の有無を確認する

償還請求権とは、売掛先から売掛金を回収できなかった場合に、利用者へ支払いを求める権利のことです。一般的な買取型ファクタリングでは、ノンリコース契約かどうかが重要になります。

売掛先が支払えなかった場合に、利用者が買い戻す契約になっていると、実質的に貸付けに近い性質になる可能性があります。契約書に買戻義務や保証義務が含まれていないか確認しましょう。

ファクタリングを安全に利用するには、売掛金の不払いリスクを誰が負うのかを理解しておく必要があります。契約前に必ず質問し、説明に納得してから進めましょう。

会社情報や運営体制が公開されているか

会社名、所在地、代表者、電話番号、運営会社、主要取引銀行、認定や外部監査の有無などが公開されているか確認しましょう。運営実態が不明な会社や、連絡先が携帯電話だけの会社は慎重に判断する必要があります。

ファクタリングは資金繰りに直結する重要な契約です。相談先の信頼性が低いと、手数料や契約内容のトラブルにつながる可能性があります。

会社概要やサービス内容が具体的に公開されており、契約前に不明点へ回答してくれる会社を選ぶことが大切です。

資金調達後の相談まで対応しているか

ファクタリングは、一時的な資金調達には有効です。しかし、継続的に利用すると手数料負担が重くなり、資金繰りがさらに悪化することがあります。

そのため、資金調達だけでなく、資金繰り改善や財務相談まで対応できる会社を選ぶと安心です。なぜ資金不足が起きているのか、今後どのように改善していけばいいのか相談することができれば、ファクタリングを単発の資金調達で終わらせず、経営改善につなげられます。

アクセルファクターは、売掛金早期現金化に加えて、財務コンサルティング、金融機関対策、税金・社会保険料の猶予支援、助成金・補助金紹介などの相談にも対応しています。資金調達後の改善まで見据えて相談したい事業者は、こうした支援体制も確認しておきましょう。

入金までのスピードはどのくらいか?

最近では、手続きのすべてをオンライン上で完結できるサービスが普及しており、ファクタリングの利便性が飛躍的に向上しています。

ただし、入金までのスピードは会社ごとに異なるため、手続き完了から入金までのスピードを事前に確認しておきましょう。早期の現金化を優先する場合は、即日入金の可否についてもチェックしておくことが大切です。

ファクタリングに関するよくある質問

ここでは、ファクタリングに関するよくある質問とその回答例を紹介します。

正規のファクタリングは、売掛債権を売却して現金化する取引であり、違法ではありません。事業者が保有する売掛債権を期日前に買い取るサービスであり、法的には債権譲渡契約として扱われます。

ただし、ファクタリングを装って違法な貸付けを行う業者も存在します。高額な手数料、買戻し義務、償還請求権、担保や保証人の要求などがある場合は注意が必要です。

不審な条件を提示された場合は、契約前に専門家や公的相談窓口に相談しましょう。

融資は、金融機関などからお金を借り、利息を付けて返済する方法です。ファクタリングは、売掛金(売掛債権)をファクタリング会社に売却して、支払期日前に現金化する方法です。

大きな違いは、借入か売買かという点です。融資は借入金が増えますが、ファクタリングは売掛債権の売却であるため、原則として借入金を増やさずに資金調達できます。

ただし、ファクタリングには手数料がかかります。長期的な資金調達や低コストの資金調達には融資、短期的な資金繰り対策や急ぎの資金確保にはファクタリングという形で使い分けるとよいでしょう。

個人事業主でも利用できるファクタリング会社はあります。ただし、会社ごとに対象者や買取可能な売掛金(売掛債権)の条件は異なります。

個人事業主が利用する場合は、請求書、通帳、本人確認書類、確定申告書、取引先との契約書など、取引実態を確認できる書類を準備しておくと相談が進みやすくなります。

売掛先が法人であり、継続的な取引実績が確認できる場合は、審査も進めやすくなります。個人事業主に対応しているか、少額債権でも相談できるかを事前に確認しましょう。

ファクタリングの審査では、売掛金が実在するか、売掛先に支払い能力があるか、入金予定日がいつかなどが確認されます。請求書、通帳、契約書、過去の入金履歴などが判断材料になります。

利用者の財務状況や税金滞納の有無も確認される場合があります。ただし、融資とは異なり、売掛先の信用力が重要な審査要素になります。

審査をスムーズに進めるには、売掛金の内容、取引先との関係、入金予定日、必要資金の使い道を説明できるようにしておきましょう。

売掛先に知られずに早く現金化したい場合は、2社間ファクタリングが選択肢になります。売掛先への通知や承諾が不要なため、手続きがスムーズに進みやすいからです。

手数料を抑えたい場合は、3社間ファクタリングが向いているでしょう。売掛先がファクタリング会社へ直接支払うため、回収リスクが下がり、手数料を抑えやすくなります。

どちらがよいかは、入金希望日、手数料、売掛先との関係性によって変わります。急ぎなら2社間、コスト重視なら3社間を軸に比較しましょう。

ファクタリングは一時的な資金調達と資金繰り改善をセットで考えよう

ファクタリングは、売掛金の入金前に資金を確保できる便利な資金調達方法です。銀行融資のように借入を増やす方法ではなく、売掛債権を売却して現金化するため、急な支払いに対応しやすい点が特徴です。

一方で、ファクタリングには手数料がかかります。利用額や頻度を誤ると、将来受け取るはずだった売掛金が目減りし、翌月以降の資金繰りが悪化する可能性があります。また、ファクタリングを装った違法な貸付けにも注意が必要です。

ファクタリングを利用する際は、手数料、入金額、契約方式、償還請求権や買戻義務の有無を確認しましょう。そのうえで、なぜ資金不足が起きているのか、今後どのように改善するのかまで考えることが大切です。

売掛金の入金前に資金が必要な方は、まず売掛金の内容、必要資金、入金希望日を確認したうえで、信頼できるファクタリング会社へ相談しましょう。短期的な資金確保と、資金繰りの改善をセットで考えることで、ファクタリングをより安全に活用できます。

資金調達をお急ぎの方へ

「急な支払いが発生した」「明日までに資金が必要になった」、
そんな困った場面で役立つのが"ファクタリング"です。
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借入じゃない資金調達をすることができます。

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