銀行と民間ファクタリングの
違いと特徴

ファクタリングによる資金調達が広がりつつあり、メガバンクや大手消費者金融の間でもファクタリングを商品として売り出す動きが強まっています。
ただし、「手数料が高い」「審査が厳しい」という多くのデメリットがある上、保証型と呼ばれるファクタリングがメインとなり、民間のファクタリングとは異なる点が多いです。
銀行とアクセルファクターの条件の違いをご紹介いたします。
銀行のファクタリング
まず、銀行が取り扱うファクタリングのほとんどは「保証型」です。
保証型とは、売掛金を買い取るのではなく「売掛金の入金保証を目的としたファクタリングサービス」のことをいいます。
例えば、1,000万円の売掛金を保証率(手数料)2%で保証してもらった場合、20万円は必ず支払わなければなりませんが、1,000万円の入金は銀行側が保証してくれるという金融取引です。
また、一部の金融機関では買取型のファクタリングも取り扱っておりますが、一般的な債権譲渡を踏襲するスキームであり、ご利用時には通知又は承諾を得ることがほとんどです。(3社間ファクタリングと同様のイメージです。)
なお、2社間方式のファクタリングも一部取り扱いがありますが、その場合は債権譲渡登記が必須であること・取引金額が高額の場合のみ利用が可能といった制約があります。
さらに、利用は法人に限定されるため、原則として個人事業主様は銀行や大手金融機関が行うファクタリングを利用できないという点にも注意が必要です。
手続・必要書類の違い
以下は、銀行のファクタリング(債権譲渡登記を伴う買取ファクタリング)を利用した際のフローチャートです。
2社間方式の場合は必ず債権譲渡登記を経るため、原則として「(1)審査・書類提出」「(2)債権譲渡登記」「(3)買取金の決済」という流れとなります。
民間のファクタリング会社の場合は、状況を考慮し(2)(3)が前後するケースもありますが、銀行の場合は原則マニュアル通りの対応です。
さらに、債権の調査(審査)も非常に細かく行われますので、入金に至るまでに時間が掛かる・プロセスが長いという違いがあります。
アクセルファクター | 銀行ファクタリング | |
---|---|---|
種類 | 買取 | 買取/保証 |
審査 | 簡易 | 厳しい |
スピード | 原則即日 | 2週間程度 |
手数料 | 2%~ | 契約内容によって異なる |
確認資料 | 請求書・通帳等 | 決算報告書・試算表・資金繰り表・債権確認書類・登記事項証明書・印鑑証明書等 |
このように「速さ」「審査の緩さ」「低コスト」といったファクタリングのメリット・利用意義がほぼ失われてしまうと言えます。
柔軟性で選ぶか・金額で選ぶか

銀行を利用するメリットは、やはり高額なファクタリングであっても安心して利用ができるという点に尽きるのではないでしょうか。
また、保証型と買取型を選べるという点も銀行又は消費者金融の大きな利点と言えます。
一方で、前述した通り柔軟な審査を望むことはできず、差し詰め「銀行融資」を利用するのとほぼ同じハードルを超えねばなりません。
したがって、銀行が提供するファクタリングと民間企業が提供するファクタリングでは、全く別のサービスであるとお考えください。
柔軟性に富んだファクタリングをお探しであれば、是非アクセルファクターへご相談くださいますようお願いいたします。