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ファクタリングと手形割引の違い

手形とファクタリングの違いについて解説します。手形は割り引いて期日前に換金することができますが、売掛債権の事前売却であるファクタリングはどこが違うのでしょうか?仕事を営む上で手形を使う人も多いため、気になる人は確認してみてください。

ファクタリングと手形割引の違い

ファクタリングと手形割引の違いは、大きくまとめると以下の表のようになります。

  手形割引 ファクタリング
償還請求権 あり なしのものが増えている
手数料 年利1.5%~20% 買取金額の2%~20%
審査の厳しさ やや厳しい 緩い
入金までの時間 銀行は長い 即日資金調達も可能
手続きの難しさ 裏書等やや難しい 簡単

手形取引は歴史があるため、取引に関する法律や判例は100年以上に及んでいます。一方、ファクタリングは新しい仕組みであるため、どちらがいいかは一長一短あります。しかし法的保護が薄いことは1つのリスクであると言えるでしょう。

手形と手形割引

ここでは手形と手形割引について説明します。ファクタリングとの違いについても確認してみてください。

手形とは?

・手形は約束手形と為替手形に分かれる

・実際に使われるものの多くが約束手形

・手形を2回「不渡り」すると事実上倒産する

「手形」は大きく分けると約束手形と為替手形に分かれますが、商慣習上使われるのは約束手形で、為替手形は現在ほとんど使われていません。約束手形とは、手形の振出人(支払い義務のある人)が受取人(お金をもらう人、名宛人)に対して、一定の期日に支払うことを約束する手形(信用証券)です。

2月末締め3月末払い100万円の売掛債権と似たイメージですが、手形には「サイト」(間隔)があることが特徴です。そのため手形発行日から「○日後に支払う」という約束をします。売掛金支払いの契約よりももっと公的に拘束されていることから、期日に支払われない場合は「不渡り」となり、それが2回に達すると、銀行との取引停止で事実上の倒産となります。

売掛金契約は当事者間の契約なので、多少の猶予はあるかもしれませんが、手形は公的に銀行も絡んだ内容なので、より対外的に信用度が高く厳しい支払い契約となります。

手形割引とは?

手形割引とは、手形に記載されている決済日前に現金化する仕組みです。本来であれば期日が来なければ、振り込み、現金化はできないのですが、支払期日の前に「手形割引」を行うことで現金化が可能です。この点はファクタリングとも似ています。

手形割引:期日到来前に手形を現金化

ファクタリング:期日到来前に売掛債権を売却し現金化

「割引」の意味

・「割引」とは手形の額面額から、期日までの金利を日割りで値引きすること

「手形割引」という名前ですが、手形を持っていることで割引の特典やディスカウント価格で買われるわけではありません。ここで呼ばれる「割引」は、現金化する日から支払期日までの金利相当分を差し引いた金額を受け取るという意味になります。

そのため利息+手数料を値引きした価格で買い取ってもらうことが一般的です。以下では実際の手形を割り引いてケースを紹介します。

例 支払手形100万円 サイト60日 割引率 年利9% の手形の場合

9月1日に手形を振り出す

通常:60日後 10月30日に100万円が入金される

手形割引:50日後 10月20日に割引を行うと仮定すると

100万円-100万円×(10月30日-10月20日)×9%×10日÷365
=100万円-100万円×10日×9%×0,0273
=100万円-(100万円×0.0246)
=100万円-24,600円(割引料)
=975,400円

※実際には「取立料」という手数料も引かれます。

手形割引は期日より前に現金化するため、相当の割引料が引かれてしまいますが、ファクタリングとして見てみると、手数料約2.5で買い取ってもらう場合と同じような結果となります。

100万円の手形の手数料が3%ならそこまで悪くないような気もしますが、年利を日割り計算するため、手形振り出し後に買取を行う場合は、割引料が大幅に高くなるでしょう。今回の例では10日前と仮定して計算したため、3社間ファクタリングと似た結果となりました。

割引の方法

・割引は金融機関で原則行うが、それ以外の許可を得た業者でもできる

・業者での割引は手数料が高い

手形割引では急な資金需要などで、手形の所持人(期日到来後お金を受け取る人)が、その支払期日より前に現金化したいと思った際に利用可能です。額面から支払期日までの相当分の利息(割引料)を割り引いた(引いた)金額を金融機関に買い取ってもらいます。

手形の額面金額-(割引依頼日~支払期日相当の利息)=現金化できる金額

手形の買取は原則金融機関であり、ファクタリングのように民間業者(ファクタリング会社)ではありません。手形を買い取れる金融機関は、許可された銀行や信用金庫になりますが、「民間手形割引業者」であっても、許可を得ていれば換金が可能です。しかし、割引料は金融機関と比較して、高めな傾向なので注意しましょう。

手形割引と比較したファクタリングのメリット

ファクタリングは償還請求権がないものが多い
ファクタリングは手続きが簡単
ファクタリングは現金化までの時間が短い

ファクタリング業者は手形を買取ができません。しかし、手形の発行よりも、売掛金契約のほうがはるかに簡便であり、契約書の取り交わしだけで済みます。そのためファクタリングのほうが利用機会が多いかもしれません。

償還請求権がないことが多い

手形割引の場合、取引先が倒産したなどして、支払いができない「不渡り」を起こした場合、その資金を自分で返済しなければなりません(償還請求権あり)。

しかし、ファクタリングの場合、償還請求権がない「ノンリコース」のものが増えてきており、その場合、現金化後、取引先が倒産などをして返済できなくても、その返済を請求されることがありません。現金化して「売り逃げ」することが可能です。

手形割引よりも手続きが簡便

手形割引は、金融機関とのやり取りなどが煩雑になりがちです。専門業者を利用すれば即日換金も可能ですが、金融機関の場合は数日かかることがあります。

一方ファクタリングの場合は、即日換金が容易で契約書のコピーがあれば買取が可能です。そのためスピーディーに資金の調達が必要な場合は、ファクタリングを使ったほうがメリットがあります。

手形割引とファクタリング
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