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ファクタリングの税務処理は?消費税や手数料への課税

ファクタリングをすることによって消費税の納付が増えたり、不利益が生じたりする可能性はあるのでしょうか。ファクタリングと消費税の税務について詳しく解説します。また、併せてファクタリングと「でんさい」の違いについても説明します。

ファクタリングの税務処理について

ファクタリング手数料の消費税税務処理

ファクタリング手数料には消費税がかかりません。では、なぜファクタリングの手数料には消費税がかからないのでしょうか?

ファクタリング手数料は非課税

ファクタリングは会計上、金銭債権(売掛金)譲渡行為となります。金銭債権譲渡は非課税取引に該当します。主に非課税になる取引には、17項目があります。

  1. 土地の譲渡及び貸付け
  2. 有価証券等の譲渡
  3. 支払手段(注)の譲渡
  4. 預貯金の利子及び保険料を対価とする役務の提供等
  5. 日本郵便株式会社などが行う郵便切手類の譲渡、印紙の売渡し場所における印紙の譲渡及び地方公共団体などが行う証紙の譲渡商品券、プリペイドカードなどの物品切手等の譲渡
  6. 商品券、プリペイドカードなどの物品切手等の譲渡
  7. 国等が行う一定の事務に係る役務の提供
  8. 外国為替業務に係る役務の提供外国為替業務に係る役務の提供
  9. 社会保険医療の給付等
  10. 介護保険サービスの提供等
  11. 社会福祉事業等によるサービスの提供等
  12. 助産
  13. 火葬料や埋葬料を対価とする役務の提供
  14. 一定の身体障害者用物品の譲渡や貸付け等
  15. 学校教育
  16. 教科用図書の譲渡
  17. 住宅の貸付け

ファクタリングは、「2.有価証券等の譲渡」に該当します。この有価証券等の譲渡についてもう少し詳しく見てみましょう。

"国債や株券などの有価証券、登録国債、合名会社などの社員の持分、抵当証券、金銭債権などの譲渡。
ただし、株式・出資・預託の形態によるゴルフ会員権などの譲渡は非課税取引には当たりません。"

No.6201 非課税となる取引|国税庁HP
https://www.nta.go.jp/m/taxanswer/6201.htm

金銭債権譲渡が間違いなく含まれています。金銭債権の買取り等に対する課税関係について、税務署に照会した事例があります。その回答は、以下のとおりです。

"金銭債権の譲り受けの際に債権者から徴収する割引料、保証料又は手数料は、その名目の如何にかかわらず、金銭債権の譲受対価として非課税となります"

金銭債権の買取り等に対する課税関係|国税庁HP
https://www.nta.go.jp/law/shitsugi/shohi/06/03.htm

これらを根拠に、ファクタリング手数料は非課税となります。

ファクタリング仕訳の課税区分

ファクタリングを実施した際の、消費税の課税区分処理について見てみましょう。下記は、売掛金債権をアクセルファクター(ファクタリング会社)に譲渡した場合の仕訳例です。

借方勘定科目 金 額 貸方勘定科目 金 額
普通預金(消費税課税外取引) 900,000 売掛金(消費税課税外取引) 1,000,000
売上債権売却損(非課税仕入) 100,000    

※()内は消費税の課税区分

ファクタリングと非課税売上高

ファクタリングの譲渡対価は非課税売上高になるのか見ていきます。また、ファクタリングをすると課税売上割合が下がり、消費税の面で不利になるのかという点についても解説します。

課税売上割合

納める消費税額は、売上等で預かった消費税から経費等で支払った消費税を差し引いて算出します。しかし、支払った方の消費税は常に全額差し引ける訳ではありません。

場合によっては差し引く金額が少なくなるのですが、その判断をするのに欠かせないのが「課税売上割合」です。課税売上割合は、次の計算式で算出します。

課税売上割合の計算式

課税売上割合が95%未満になると特別な計算が適用され、支払った方の消費税を全額差し引けなくなります。

※簡易課税選択の方は関係ありません。

ファクタリング課税売上割合の計算

ファクタリングの譲渡対価は、「非課税売上高」に該当します。

消費税には、金銭債権の譲渡に係る対価の額の5%に相当する金額を、資産の譲渡等の対価の額(分母)に算入するルールがあります。大きな額の売掛金でファクタリングを実施してしまうと、分母が大きくなり課税売上割合が下がってしまいそうですが、本当にそうなるのでしょうか?

結論は、違います。資産の譲渡等を行った者が当該資産の譲渡等の対価として取得したものは、分母に算入する金銭債権から除かれるとされています。したがって、ファクタリングで課税売上割合が変わることはありません。

借方勘定科目 金 額 貸方勘定科目 金 額
売掛金(消費税課税外取引) 1,000,000 売上高(課税) 1,000,000

※自社で売上高が計上された時の仕訳

売上計上時点で課税売上高になっているものを、ファクタリングで更に非課税売上高として課税売上割合の計算に入れてしまうと、その分二重になってしまいます。ファクタリングを行っても、消費税申告処理においては何もする必要はありません。

ファクタリングとでんさいの違い

ファクタリングとでんさいは何が違うのでしょうか。でんさいの特徴と、ファクタリングとの使い勝手の差について見ていきます。

でんさいとは

株式会社全銀電子債権ネットワークのでんさいネットが記録管理をしている電子記録債権を、「でんさい」と呼びます。電子記録債権とは、手形・指名債権(売掛債権等)の問題点を克服した新たな金銭債権です。

電子記録債権とは

参照:https://www.densai.net/about

既存の手形には盗難・保管リスク・分割不可、売掛金には二重譲渡・債権譲渡通知などの問題点が存在しますが、電子記録債権ではこれらの心配がありません。

でんさいとファクタリングの3つの相違点

1.金融機関を通じて行う

でんさいは金融機関を通じて取引を行います。利用に際しては、自社のみならず取引先もでんさいネットに加盟している必要があります。

2.貸し倒れた場合

譲渡したでんさいが支払不能となったときは、譲渡人が責任を負います。

3.時間がかかる

でんさいネット加盟は審査が厳密で、なかなか通らない上に時間がかかります。資金調達もファクタリングのように即日とはいかず、時間が必要です。

実行性・即効性の面では、ファクタリングの方が勝っています。

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